秋田県由利本荘市議会で、自身を減給とする条例改正案の審議を聞く長谷部誠市長=16日午後
共同通信社

 秋田県由利本荘市議会は16日、市長室に湯船やシャワー、トイレを備えた市長専用のユニットバスを設置したにもかかわらず議会への説明を怠ったとして、長谷部誠市長を減給10分の1(2カ月)とする条例改正案を可決した。

 市によると、問題のユニットバスが設置されたのは約2年前で、庁舎の耐震改修工事に合わせて約90万円をかけて新設。当初はトイレのみを設置する予定だったが、秘書課の提案でユニットバスに変更し、約8万円の費用が追加で発生した。市は一連の経緯を市議会に対して説明していなかったという。