韓国「日本車メーカーを抑えて1位だ!」、強いライバル心が見え隠れ | ニコニコニュース

サーチナ

 韓国メディアの亜洲経済の中国語電子版は14日、米国の自動車メディアが発表した2015年度の自動車ブランドの信頼度ランキングを紹介し、現代自動車が米国市場で日本の自動車メーカーを抑えて1位となったことを伝えた。

 記事は、米メディアが発表した信頼度ランキングにおいて、自動車用モーターの平均修理費用や修理頻度をもとに算出した数値で評価対象となった自動車メーカー10社のうち現代自動車の評価がもっとも高かったと紹介した。

 現代自動車が1位となったのは13年の調査に続いて2度目だと紹介したほか、同ランキングの2位はトヨタ、3位はホンダだったと伝え、現代自動車が米国市場で日本の自動車メーカーを抑えて1位となったと喜びを示した。

 近年、現代自動車の品質が著しく向上し、各国で高い評価を得ているのは事実と言えるだろう。だが、日本の各自動車メーカーも米国の公的機関などが実施しているテストで高い安全性が評価されている。米IIHS(道路安全保険協会)が発表した自動車の衝突安全評価で、最高評価基準の「トップセーフティーピックプラス」に選ばれた48車種のうち、日本車は30車種に達し、全体の6割が日本車だった。

 亜洲経済の中国語電子版は、米メディアのランキング結果から「現代自動車の米国における信頼性は日本車を超え、米国の消費者がもっとも信頼する自動車ブランドになった」などと報じているが、同ランキングだけで自動車の信頼性を論じることはできないことは明白だ。さらに、わざわざ日本の自動車メーカーを抑えたなどと報じている点から、日本メーカーを強く意識していることが見て取れる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)