17日午前10時50分ごろ、愛知県新城市作手中河内札前の国道301号で、同県西尾市市子町下川田、無職川原勅さん(81)の軽乗用車が対向車線にはみ出し、乗用車と正面衝突した。川原さんと妻みゑ子さん(86)が搬送先の病院で死亡した。

 新城署は遺体を調べた結果、勅さんが運転中に、胸部の大動脈が破裂したため意識を失い、事故につながったとみている。外傷がほとんどなかったという。みゑ子さんの死因は腹部を強く打ったことによる出血性ショックだった。

 同署によると、勅さんの車と衝突した車を運転していた同県豊橋市の会社役員深見年弘さん(79)も首に軽傷を負った。