政府が18日に閣議決定する2015年度補正予算案が17日、分かった。事業費の総額を3兆5030億円とし、うち子育て・介護の支援を中心とする「1億総活躍社会」の政策に1兆1646億円を充てる。将来の支出に備える財源を含めて東日本大震災からの復興加速には8215億円を振り向け、環太平洋連携協定(TPP)発効に備えた農業対策も柱とした。

 来年1月4日召集の通常国会に提出する。国債の利払い費が想定より少なくなった分を減らすため、補正予算全体の歳出は3兆3213億円と、事業費より小さくなる。

 財源は15年度の税収が上振れした1兆8990億円などを活用。

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