12日、パリで開催されたCOP21で「パリ協定」を取りまとめ、フランスのファビウス外相(右)と喜ぶフィゲレス事務局長(ロイター=共同)
共同通信社

 英ネイチャー誌は17日、今年の科学界を代表する人物10人の筆頭に、地球温暖化対策の新枠組み「パリ協定」の取りまとめに尽力した国連気候変動枠組み条約のフィゲレス事務局長(59)を選んだ。

 フィゲレス氏は中米コスタリカ出身で、2010年に事務局長に就任。世界中を回り、各国政府や産業界、市民団体などに働き掛け、京都議定書に代わる新枠組み策定に奔走した。

 パリで開かれた同条約の締約国会議(COP21)で、対立する先進国と途上国の間の交渉を橋渡し。各国の意見を尊重して透明性を重視する姿勢を貫き、複雑な交渉を合意に導いた。

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