漫画やアニメの振興を目指す超党派議員連盟の総会で、あいさつする庵野秀明監督=18日午後、国会
共同通信社

 漫画やアニメの振興を目指す超党派の議員連盟は18日、原稿や原画を保存、展示する国立施設を東京・秋葉原周辺など2カ所に建設する「MANGAナショナルセンター構想」をまとめた。東京五輪・パラリンピックに先立つ2020年春の開館を政府に働き掛ける。

 国際発信の拠点とするとともに、海外のコレクターに買い取られるなどして貴重な資料が流出するのを防ぐ狙いだ。

 この日国会内で開かれた議連総会にはアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』で知られる庵野秀明監督が出席し「資料の流出、紛失が何十年も続いてきた。後の世代に伝えるためにも施設が必要だ」と訴えた。