リニア中央新幹線の南アルプストンネル工事の起工式で、くわ入れするJR東海の柘植康英社長(左)=18日午前、山梨県早川町
共同通信社

 JR東海は18日、2027年に東京・品川―名古屋で先行開業を目指すリニア中央新幹線の開通に向け、南アルプスを貫くトンネル工事の起工式を山梨県早川町で開いた。リニアは昨年12月に着工し、これまで品川、名古屋両駅で資材の仮置き場などを整備してきた。南アルプストンネルの着手で、リニア工事が本格化する。

 起工式にはJR東海の柘植康英社長ら関係者が出席し、工事の安全を祈願した。柘植社長は起工式終了後、記者団に対し「工事の安全、環境の保全はもとより、地域と連携して難工事を乗り切っていきたい」と語った。