セビージャはホームでの連戦となったこの1週間、リーガ・エスパニョーラではスポルティング・ヒホン、コパ・デル・レイでは3部のログローニェスにいずれも同スコア(2-0)で快勝した。この結果、リーガでは通算6勝4分5敗として10位から7位に浮上し、コパ・デル・レイではファーストレグからの連勝で余裕の5回戦進出を決めた。
今シーズン初めて貯金生活に入った今節は、ほとんどのポジションでローテーションを採用したコパ・デル・レイから主力がこぞってスタメンに戻り、現時点で考えられる最高の布陣で試合に臨むと予想されている。そんな中では、FWケヴィン・ガメイロとFWフェルナンド・ジョレンテによるレギュラー争いが激しさを増しているワントップなど、選択肢が複数考えられるポジションでのウナイ・エメリ監督の選手起用に注目が集まる。
ベティスはアウェーでの連戦となったこの1週間、リーガでは最下位ラス・パルマスに惜敗(0-1)し、コパ・デル・レイではスポルティング・ヒホンとドロー(3-3)を演じた。
この結果、リーガでは通算5勝4分6敗で11位をキープするに止まり、コパ・デル・レイではファーストレグのリード(2-0)を守って5回戦に進出した。
再び借金生活に戻った今節は、出場停止明けのMFダニ・セバージョスおよびDFブルーノ・ゴンサレスに加え、スポルティング・ヒホン戦に温存された選手が先発に名を連ねる見込みとなっている。その一方で、MFホアキン・サンチェスの出場が回復次第となっているのは気掛かりであり、欠場となった場合は代役のMFアルバロ・バディージョがどれだけ穴を埋められるかが鍵となる。
ベティスの1部復帰により2シーズン振りに実現した“セビージャ・ダービー”。過去30年でベティスのホームでの対戦は24回あるが、セビージャが10勝10分4敗と大きくリードしている。一方、今シーズンの両チームは、セビージャは4分3敗の未勝利とアウェーを大の苦手としており、ベティスも1勝2分4敗とホームで結果を残せていない。それゆえ、是が非でも宿敵を叩いて波に乗りたい両チームによる、白熱の戦いが見られること間違いないだろう。