米国で1987年から95年にかけて8シーズン、全192話放映されたファミリードラマ『フルハウス』の続編が今年20年ぶりに製作され、タイトルを『フラーハウス』に改め、来年2月26日より映像配信サービス世界最大手の「Netflix」で全世界同時ストリーミング配信される。
前シリーズは、妻に先立たれたダニー・タナーが、義理の弟ジェシーと親友のコメディアンのジョーイと共同生活しながら3人の娘たちの子育てに奮闘する日々をユーモアたっぷりに描いたドタバタコメディー。笑いの中に感動が散りばめられたその内容に世界中が夢中になった。
放映終了後も世界各国で繰り返し鑑賞され、世代や国の垣根をこえた熱狂的なファンが世界中に存在する。確かに、日本でもNHKで93年4月から97年2月までに全話が放送され後、繰り返し再放送されていた。
ジョーイ役のデイヴ・クーリエは「1987年から『フルハウス』はテレビから一度も消えたことがないから、ファン層はとても厚いんだ。年齢層も広く、今のファンの多くは当時まだ生まれてもいなかった世代だ。だからこそ、この『フラーハウス』にはとても期待してくれているんだね」と語っている。
新作『フラーハウス』は、タナー家のその後を描いたストーリー。前作では幼かったタナー家の娘たちもすっかり大人に。シングルマザーとなった長女D.Jが、3人の息子たちを育てるために、妹のステファニー、親友のキミーと同居し、ひとつ屋根の下で子育てに奮闘することになる。
公開されたティーザー映像には、物語の主な舞台となるタナー家のリビングが映し出され、まるで知人の家を久しぶりに訪ねたような気分にさせられる。かつて使っていた家具やインテリア雑貨を倉庫から引っ張りだしてきて、昔から変わらず、ずっとそこにあったかのように再現された。あの“家族たち”との再会ももうすぐだ。