プレミアリーグ第17節が19日に行われ、エヴァートンと日本代表FW岡崎慎司が所属するレスターが対戦した。岡崎は2トップの一角で3試合ぶりに先発出場している。
前節、レスターは昨シーズン王者のチェルシーを2-1で破り、リーグ戦の首位を守った。今節は元ドイツ代表DFロベルト・フートが出場停止となり、替わりにポーランド代表DFマルチン・ヴァシレフスキが先発メンバーに入った。一方のエヴァートンは前節、ノリッジと引き分け、10位に順位を落とした。それでもエースのベルギー代表FWロメル・ルカクは絶好調で、リーグ戦では6試合連続、公式戦では7試合連続でゴールを決めている。
この試合で最初にチャンスを作ったのはレスター。11分、右サイドでパスを受けたマーク・オルブライトンがグラウンダーのクロスを入れると、ニアに岡崎が飛び込んだが、ここは枠の右に外れた。
その後はエヴァートンが試合を支配する。25分、右サイドを突破したロメル・ルカクがエリア右からクロスを上げると、ファーサイドのロス・バークリーがボレーシュートを放ったが、ここは上手くミートしきれず枠の左に外れた。
レスターはここまでなかなかチャンスを作れないでいたが、ワンチャンスをものにする。27分、左サイドで岡崎とラミロ・フネス・モリが競り合うと、岡崎がエリア内に入りかけたところでフネス・モリがファウルを犯し、レスターにPKが与えられる。これをキッカーのリヤド・マフレズがゴール左下に決め、レスターが先制に成功した。
しかし32分、エリア内左でパスを受けたバークリーが切り返しから右足シュート。これをGKカスパー・シュマイケルが足で弾くとこぼれ球を再びバークリーが左足シュートを放ったが、ここはゴールライン上で守っていたアンディ・キングがなんとかクリアする。しかし、最後はこぼれ球をルカクがボレーで押し込んで同点に追いついた。ルカクはリーグ戦7試合連続ゴールとなった。その後は両チームとも決定機を作ることができず、1-1で前半終了を迎えた。
58分、左サイドでパスを受けたジェイミー・ヴァーディがドリブルでエリア手前まで持ち上がる。そのままエリア手前左から右足シュートを放ったが、ここはわずかに枠の右に外れてしまった。続く61分、カウンターから左サイドのクリスティアン・フクスがグラウンダーのクロスを入れると、岡崎がゴール前に飛び込んだが、シュートは枠を捉えきれなかった。
続く64分、敵陣中盤でボールを持ったマフレズが相手最終ラインの裏にスルーパス。抜けだしたヴァーディがGKティム・ハワードをかわしにかかると、ハワードがヴァーディを倒してしまい、再びレスターにPKが与えられる。キッカーのマフレズが今度はゴール右下に決めて勝ち越しゴールを奪った。マフレズはこれで今シーズンのゴール数を13に伸ばした。
さらに69分、エヴァートンのシェイマス・コールマンのクリアがオルブライトンに当ってエリア左横にこぼれると、これを拾ったヴァーディ中央の岡崎へパス。岡崎は冷静にゴール左に左足シュートを決め、3-1とリードを広げた。岡崎にとっては今シーズン3点目となった。
レスターは87分にヴァーディを下げ、レオナルド・ウジョアを投入した。直後の88分、エヴァートンが決定機を迎える。右サイドからチャンスを作ると、ルカクのシュートは一度ブロックされたが、これをエリア手前で受けたバークリーがヒールパスでエリア内左のケヴィン・ミララスへわたす。これをミララスがゴール左に決め、エヴァートンが1点差に詰め寄った。
終盤はエヴァートンが猛攻を仕掛けたが、このまま3-2でレスターが逃げ切り、3連勝を飾った。これでレスターは首位をキープしている。なお、岡崎はフル出場を果たした。
次節、エヴァートンはニューカッスルと、レスターはリヴァプールとそれぞれ敵地で対戦する。
【スコア】
【得点者】