20日、中国広東省深セン市の地滑りが起きた現場(AP=共同)
共同通信社

 【広州共同】中国南部、広東省深セン市の工業団地で20日午前11時40分(日本時間午後0時40分)ごろ、大規模な土砂崩れが発生し、22棟の建物が倒壊、59人が行方不明になった。新華社が報じた。広州の日本総領事館によると、日本人や日本企業が巻き込まれたとの情報は入っていない。

 一部の香港メディアは、発生現場は採石場跡で、周辺の建設現場から出た残土を大量に積み上げて保管してあり、土砂崩れ防止の施設もなかったため何らかのきっかけで流れ出たと報じた。事実であれば、人災の可能性が高まる。

 消防当局などは1500人態勢で現場を捜索し、行方不明者の捜索を続けている。