原口フル出場のヘルタが完勝で3連勝…武藤先発のマインツは7戦ぶり黒星 | ニコニコニュース

マインツ戦でダリダ(左)の先制ゴールを喜ぶ原口元気(右)[写真]=City-Press via Getty Images
サッカーキング

 ブンデスリーガ第17節が20日に行われ、日本代表FW原口元気の所属するヘルタ・ベルリンと、同代表FW武藤嘉紀の所属するマインツが対戦した。

 3位につける好調ヘルタは、現在2連勝中。ウィンターブレイク突入前最後の一戦となった今節で連勝を維持し、好調のまま前半戦を締めくくりたいところ。前節、今シーズン初めて出番のなかった原口は、右サイドに入りスタメンに復帰した。

 対して、8位のマインツは、前節のシュトゥットガルト戦で引き分けに終わり、連勝が2で止まったものの、ここ6試合無敗をキープ。年内最終戦で今シーズン8勝目を狙う。武藤は1トップに入り、16試合連続の先発出場となった。

 試合はホームのヘルタが主導権を握る。チャンスを作るヘルタは34分に先制点を奪う。ヴェダド・イビシェヴィッチの落としを受けたウラジミール・ダリダが、ペナルティエリア手前中央に持ち上がり、切り返しでDFをかわして左足を振り抜き、シュートをゴール左隅に突き刺さした。ヘルタはマインツにシュートを1本も許さず、1点リードで前半を折り返す。

 流れを変えたいマインツはクリスティアン・クレメンスに代えて、パブロ・デ・ブラシスを投入し、後半を迎える。だが54分、ヘルタが追加点を挙げる。相手のパスミスから、イビシェヴィッチが前線にスルーパス。エリア手前左でボールを受けたサロモン・カルーが、中央へ切り込んで右足を振り抜き、シュートをゴール右隅に決めた。

 リードを2点に広げられたマインツは65分、ダニー・ラッツァと武藤を下げて、フローリアン・ニーダーレヒナーとジョン・コルドバを投入し、交代枠を使い切る。66分には、デ・ブラシスのパスを受けたハイロ・サンペリオがエリア手前中央からチーム最初のシュートを放つが、DFに当たって枠の左に逸れた。

 82分、ヘルタは原口が右サイドからグラウンダーのクロスを供給。相手GKとDFの間に絶妙なボールを送ると、イビシェヴィッチが合わせてネットを揺らすが、オフサイドの判定でノーゴールとなった。後半アディショナルタイムに入った直後、相手GKのパスをカットした原口が、DF2人をかわしてエリア内右に侵入。だが、飛び出した相手GKにセーブされ、得点には繋がらなかった。

 試合はこのままタイムアップ。ヘルタが2-0で勝利を収め、3連勝で年内最終戦を締めくくった。一方のマインツは7試合ぶりの黒星となった。なお原口はフル出場。武藤は65分までプレーした。

 ヘルタは次節、1月23日にホームでアウクスブルクと対戦。マインツは同日にインゴルシュタットとのアウェーゲームに臨む。

【スコア】


ヘルタ・ベルリン 2-0 マインツ

【得点者】


1-0 34分 ウラジミール・ダリダ(ヘルタ・ベルリン)
2-0 54分 サロモン・カルー(ヘルタ・ベルリン)