PS3をハックした「geohot」氏、自動運転カーをわずか1カ月で開発する | ニコニコニュース

自動運転カーに乗り込むホッツ氏
ITmedia ニュース

 iPhoneやPlayStation 3(PS3)をハックしたことで知られる米国人ハッカー「geohot」ことジョージ・ホッツ氏(26歳)が、期間わずか1カ月で自動運転カーを開発したそうだ。米Bloombergが伝えている。

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 ホンダの高級セダン「2016 Acura ILX」に、合計6つのカメラとレーダーシステム、GPS装置などを装着。ドライバーが手動で運転した情報をAI(人工知能)で学習し、最適な車間距離などを算出。アクセルやブレーキ、ハンドルを自動操縦して走る――という仕組みだ。ホッツ氏は10月下旬に開発をスタートし、わずか1カ月後に公道走行を成功させたという。

 メインマシンには米Intelの超小型コンピュータを採用し、車内のダッシュボードには21.5インチのタッチディスプレイを搭載。各種走行データをUbuntuベースのユーザーインタフェースで確認できる。「Tesla(Model S)のディスプレイはたった17インチしかないからね」とホッツ氏はBloombergのインタビューに答えている。

 ホッツ氏は17歳のころ、初代iPhoneのroot化(Jailbreak)にいち早く成功して一躍有名人に。その数年後にはPS3のハッキングに成功し、ソニーから訴えられたこともある。2011年には技術力を見込まれて米Facebookに入社したと伝えられていた。

 開発した自動運転システムは約1000ドル(約12万円)で販売するのが目標で、「すでに購入したがっている知り合いが10人いる」とホッツ氏は話しているという。