超面白い! 絶対読んでおきたい人気&おすすめ少年漫画ランキング20選 | ニコニコニュース

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バトル、友情、そして恋……。いくつになっても、ドキドキワクワク! 少年の気分を取り戻させてくれるのが、少年漫画の魅力ですよね。そんな少年漫画のなかから絶対におさえておきたい作品を、これまでの発行部数を踏まえてランキング形式で20作紹介します。
■第20位「魔法使いの嫁」

作者名:ヤマザキコレ
連載誌:月刊コミックブレイド⇒月刊コミックガーデン
出版社:マッグガーデン
単行本:4巻(連載中)

<あらすじ>
イギリスのオークション会場で出会った、大型犬でガイコツ頭の魔法使い「エリアス・エインズワーズ」と、孤児である「羽鳥智世」。チセには「夜の愛し仔(スレイ・ベガ)」という特殊能力が備わっており、人には見えないものも、見えてしまいます。そんな能力が親戚にうとまれ、今まさに、オークションで売り飛ばされようとしている……。そんなチセを買い求める相手こそが、魔法使いのエリアス。これが二人の出会いとなります。
エリアスの目的はチセを自分の嫁にすること。自宅に連れ帰り、一緒に生活を始めます。チセの能力はさまざまな妖精や精霊をひきつけるもの。またエリアスの強い魔力が協会から目をつけられていることもあり、二人の生活にはトラブルがつきものです。一つ一つ乗り越えながら、チセを守り、そしてその能力を伸ばしていこうとするエリアス。それは、チセの寿命を延ばすためでもあったのです。
魔法使いのバトルと共に、エリアスとチセのキュンキュン要素もたっぷりと詰まった、「魔法使いの嫁」。作者のヤマザキコレさんは、2013年にデビューしたばかりの期待の新人です。二人の未来と共に、まだ明かされていないエリアスの正体にも注目して、楽しんでみてください。

■第19位「スパイラル ~推理の絆~」

作者名:原作:城平京 作画:水野英多
連載誌:月刊少年ガンガン
出版社:スクウェア・エニックス
単行本:全15巻(完結)

<あらすじ>
高校一年生の男の子・鳴海歩は、運動も勉強も推理も、何においても優秀な兄・清隆に全てを奪われながら成長してきました。10代で世界的に有名なピアニストとなり、20代で刑事かつ名探偵として、絶対的な評価を築いた清隆。歩にも様々な才能が備わっているのですが、残念ながら天才過ぎる兄・清隆には及びません。好きなこと、好きな女性……全てを手に入れられない生活を送っています。
転機が訪れたのは、2年前のこと。ある日清隆が、「ブレード・チルドレンを追う」という謎の言葉だけを残して、失踪してしまいました。その意味がわからないまま、毎日を過ごす歩。しかしそんな歩の前で、同じ学校の女生徒が、非常階段から突き落とされる、という事件が起こります。犯人として、疑われる歩。一つ一つ推理して、真犯人を突き止めてみると、その相手こそが「ブレード・チルドレン」という存在で……!?
次々と歩を襲ってくるブレード・チルドレンとは、いったい何者なのでしょうか。そして歩は、大切な人を守り、偉大な兄を超えることができるのでしょうか。推理あり、バトルあり、そしてラストには大どんでん返しあり!の名作を、ぜひ一気読みで楽しんでみてください。きっとあなたも、驚かされるはず……!?

■第18位「東京喰種トーキョーグール」

作者名:石田スイ
連載誌:週刊ヤングジャンプ
出版社:集英社
単行本:第1部全14巻、第2部4巻(連載中)

<あらすじ>
作品の舞台は、現代の東京。しかしそこは、人の姿をしながら人肉を喰らうことで生きる怪人達「喰種」(グール)が、人間に紛れて暮らす世界です。主人公は、読書が趣味のごく平凡な大学生、金木研。お気に入りの喫茶店で出会った女の子、神代利世(リゼ)にほのかな思いを寄せています。
しかし、リゼの正体は、実は「喰種」。カネキは襲われ、瀕死の重傷を負ってしまいます。しかしカネキを捕食しようとする中で、リゼ自身も事故に巻き込まれることに……。命が危ない状況で病院に運ばれた二人。医師の判断のもと、「喰種」であるリゼの臓器がカネキに移植され、カネキは「半喰種」として生きていくことになってしまいます。
カネキの心は、まぎれもなく人間。しかし、人間を食べなければ生きてはいけないという厳しい現実……。人間と喰種という二つの存在のはざまで、カネキは過酷な運命に巻き込まれていきます。喰種としての視線、そして人間としての視線……。そのどちらも理解できるカネキは、非常に貴重な存在。果たしてカネキが挑む戦いの結末は……?
人間ではない主人公が活躍する、少年漫画。スピード感と存在感抜群の画力と、注目せざるをえないストーリー展開に、きっと夢中になってしまうことでしょう。

■第17位「アイシールド21」

作者名:原作:稲垣理一郎 作画:村田雄介
連載誌:週刊少年ジャンプ
出版社:集英社
単行本:全37巻(完結)

<あらすじ>
小柄で、小心者の性格をしている小早川瀬那(セナ)は、これまでパシリとしての人生を歩んできました。幼馴染のまもりねえちゃんに守られながら、過ごす日々……。自分でも「このままじゃ駄目だ。高校生になったら変わりたい」という思いを抱いています。
しかし、そう簡単に状況が変わるはずもなく……高校でも、不良のターゲットにされてしまうセナ。そんなピンチを、アメフト部部員に助けられます。彼のアメフトへの熱い思いを聞き、心打たれたセナは、「自分でもアメフトをやってみたい!」という気持ちになるのです。不良に迫られても、決して言いなりにはならないことを決めたセナ。これまでのパシリ人生で鍛えた俊足で不良から逃げ切り、そしてアメリカンフットボール部への入部を決意します。決して恵まれた体格ではないものの、セナの俊足は未来を切り開くカギとなり……!?
最高の仲間たちと共に、弱小アメリカンフットボール部が成長を続けていく物語は、最高にアツイ! 個性的な登場人物たちが力を合わせて「頂点」を目指していく姿に、きっと感動させられるはずです。そして作中には、スポーツを頑張るすべての人の胸に響く、数々の「名言」がちりばめられています。ぜひこちらにも注目してみてくださいね。

■第16位「聖☆おにいさん」

作者名:中村光
連載誌:モーニング・ツー
出版社:講談社
単行本:12巻(連載中)

<あらすじ>
主人公は、東京・立川の風呂なし・ペット禁止アパートで、共同生活を送っている二人の青年。実はこの人たちは、目覚めた人ブッダと神の子イエス。つまり二人(?)の神様なのです。
なぜ神様たちが立川の、しかも安アパートで共同生活を送っているのかというと、世紀末を無事に乗り越え、下界でバカンスを楽しみたいと思っているから。家事全般を担当しているブッダは、修行時代の経験から倹約家の一面を持ち、まるで主婦のように、特売セールや広告などには敏感! 反面イエスは、パソコンやネットを駆使しており、秋葉原を聖地と考えています。弟子と一緒にオンラインゲームをしたり、有名ブログを開設したり……。どちらも、到底聖人らしからぬ立川ライフを満喫中です。
とはいえ、気を抜いた瞬間に後光がさしてしまったり、近付くだけでほぼすべての病人を治してしまったり……。数々の「奇跡」で周囲をドタバタに巻き込んでいくブッダとイエス。「いやいや、ありえないでしょ!」と思わず突っ込んでしまう、二人のゆる~い生活が、多くの人々を惹きつけています。もちろん、宗教に関する知識はゼロでOK。休暇中のブッダとイエスのアリエナイ一面にくすっと笑いながら、秀逸な「宗教ギャグ」を楽しんでみてくださいね。

■第15位「テラフォーマーズ」

作者名:貴家悠
連載誌:ミラクルジャンプ、週刊ヤングジャンプ
出版社:集英社
単行本:15巻(連載中)

<あらすじ>
西暦2577年を迎えた地球には、ある問題が発生していました。それは、増加の一途をたどる人口に、もはや対応しきれなくなっていること。新しく住む場所を開拓するため、人類は火星に目をつけます。当然、火星の環境をなんとかしなければ、人間が生活をすることは不可能。そのために、「コケ」と生命力の高い「ゴキブリ」を火星へと送り込むことで気温をあげ、環境を改善しようとしました。
そして、ついにその計画は総仕上げのときを迎えます。それは、火星に残っていると思われるゴキブリたちを一掃し、人間のための土地とすること。しかし、15人の若者たちが火星を訪れてみると、そこには見たこともない生物がいて……!?
それこそが、想定外の進化を遂げたゴキブリ、「テラフォーマー」です。反対に人間を駆逐しようとするテラフォーマーと、必死に戦う若者たち。厳しい戦いを生き残るため、「バグズ手術」によって得た昆虫人間としての能力を発揮するものの……!?
ゴキブリ対人間という、ちょっと変わった世界観の中で繰り広げられるストーリー。話が展開していくと、人間同士の確執についても、語られるようになります。ゴキブリが苦手な方でも、グイグイと話の中に引き込まれていくはずですよ。

■第14位「進撃の巨人」

作者名:諫山創


連載誌:別冊少年マガジン
出版社:講談社
単行本:18巻(連載中)

<あらすじ>


人間が栄えた時代は、突如現れた「巨人」によって終わりを告げます。圧倒的な力で人間をとらえ、餌とする巨人たち。あっという間に、巨人たちが牛耳る世界へと変貌してしまいます。滅亡の危機を迎えた人類。しかし残された者たちは協力して、三重の巨大な壁で囲われた「ウォール・マリア」、「ウォール・ローゼ」、「ウォール・シーナ」という生活圏を確保しました。外に出るという自由を失った人類でしたが、壁の中で巨人の進撃を防ぎながら、命をつないでいたのです。
しかし、そんな時代もやがて終わりを迎えてしまいます。きっかけとなるのは、壁を超える「超大型巨人」の出現。破られた壁からは次々と巨人が侵入し、「ウォール・マリア」を失うことになってしまいます。巨人たちの進撃にて、「ウォール・ローゼ」までの後退を余儀なくされた人類。巨人に母を殺された主人公エレンは、巨人への復讐を誓い、「第104期訓練兵団」に入団します。
親友を助けるために巨人に食べられてしまうエレン。しかし、巨人を倒してみると、その中には食べられたはずのエレンが生きていて……!?
エレンが、圧倒的な力を持つ巨人に立ち向かっていくストーリーに、きっと引き込まれてしまうはず。壁の謎、そして巨人の謎についての伏線も、きちんと回収されていくので、読めば読むほど「そういうことだったんだ!」と納得できることでしょう。

■第13位「デトロイト・メタル・シティ」

作者名:若杉公徳


連載誌:ヤングアニマル
出版社:白泉社
単行本:全10巻(完結)

<あらすじ>
大学進学のために上京してきた主人公、根岸崇一。原宿系のオシャレなものを好み、カヒミ・カリィのようなポップな音楽を愛する、ごくごく普通の青年です。ちょっと気弱な一面もありますが、卒業後の夢はポップミュージシャンとしてデビューすること! そのために、ある音楽事務所と契約をします。
しかし、その事務所が根岸に求めたのは、デスメタル系バンド、「デトロイト・メタル・シティ(通称DMC)」のギター・ボーカル「ヨハネ・クラウザーII世」という役割! 自分の好みとは正反対のキャラクターを演じることを求められた根岸は、多いに戸惑い、そして抵抗します。しかし、いざメタルのステージに立ってみると、隠れた才能を発揮してしまい……!?
自分の意志とは正反対の道ながら、メタルの世界に触れれば触れるほど、その才能を開花させていく根岸。もちろん人気だって出てしまいます。周囲を巻き込みながら、自分の気持ちと折り合いをつけ、「ヨハネ・クラウザーII世」としての役割を果たしていく過程には、ギャグ満載! 思わずぷっと噴き出してしまうこと、間違いなしです。
とはいえ、こちらの作品はれっきとした「音楽もの」の少年漫画です。変なメイクをしているクラウザーさんですが、実は本当にカッコイイ音楽の世界に、酔いしれてみてくださいね。

■第12位「暗殺教室」
作者名:松井優征
連載誌:週刊少年ジャンプ
出版社:集英社
単行本:16巻(連載中)

<あらすじ>
進学校である「椚ヶ丘中学校」には、「エンドのE組」と呼ばれる、落ちこぼればかりを集めたクラスが存在しています。使う校舎や学校のイベントなど……すべてにおいて、不当な差別を受けているE組の生徒たち。しかし自分たちも、どこか「それも仕方がない」と諦めてしまっています。
そんなE組にやってくるのが、マッハ20でヌルヌルと動くタコのような生物。明らかに「地球上の生物ではない何か」の形をしたものは、自ら担任教師になることを希望します。生徒の一人から「殺せんせー」と呼ばれるようになった彼の目的は、地球を破壊することであり、E組生徒たちに「来年3月までに自分を殺せなければ地球を破壊する」ことを宣言するのです。
E組生徒である潮田渚や赤羽業らは、ときに個人プレーで、そしてときには集団戦で殺せんせー暗殺という課題に取り組んでいきます。奇妙な学生生活の中で、次第に殺せんせーの授業を楽しんでいく生徒たち。愛ある指導と手入れにより、「エンドのE組」でありながら前向きな学生生活を送っていきます。
果たして殺せんせーとは何者なのでしょうか。そして暗殺の結果と、地球の未来はどうなるのでしょうか。まだまだ謎に満ち溢れたストーリーを、生徒の一人になったつもりで楽しんじゃいましょう!

■第11位「20世紀少年」

作者名:浦沢直樹
連載誌:ビッグコミックスピリッツ
出版社:小学館
単行本:22巻(完結)

<あらすじ>
1997年の日本では、ノストラダムスの予言が大流行していました。主人公である遠藤健児(ケンヂ)は、コンビニを経営しながら姉の子供を養っています。そんな中、ある日ケンヂの元に、小学校時代の友人「ドンキー」の訃報が届きます。ドンキーの死に続いて、世界で頻発する大規模テロ。ケンヂはドンキーの死に疑問を感じ、小学校時代の秘密基地仲間、「マルオ」「ヨシツネ」らに相談をします。ドンキーの死にかかわっているのは、「ともだち」。ケンヂと仲間たちが1970年代に小学生だった頃に描いた「よげんの書」の内容、そのものだったのです。
「よげんの書」に登場する「悪のそしき」の行動のまま、世界を征服しようとする「ともだち」。その内容を知っているのは、当時ケンヂと友達だった誰かということになります。「ともだち」の正体はいったい誰で、この先の未来はどうなってしまうのか。ドキドキしながら読み進めてください。
誰もが子供のころに空想したような超巨大ロボットや、荒唐無稽なヒーロー像、そして世界の終末など……。自身で思い描いた経験がある未来だからこそ、きっと感情移入して読めるはずです。大きな「謎」を抱えた主人公と、その仲間たちの活躍を、ぜひ堪能してみてくださいね。

■第10位「ワンパンマン」

作者名:原作:ONE、作画:村田雄介
掲載サイト:となりのヤングジャンプ
出版社:集英社
単行本:10巻(連載中)

<あらすじ>
就職活動がうまくいかない主人公サイタマは、ある日街で怪人に襲われている一人の少年を救います。この経験をきっかけにして、サイタマの中によみがえるのは、幼いころ「ヒーローになりたい」と願った気持ち。なんと、うまくいかない就職活動に見切りをつけ、ヒーローとして活躍することを心に決めます。
ヒーローになる気持ちを固めたサイタマがまず行ったのは、最強の力を身につけること。トレーニング期間は、3年にも及びました。頭髪がすべて抜け落ちてしまうほど自分を追い込んだサイタマ。しかしそのかいあって、なんと「最強ともいえる力」を手に入れるのです。どんな敵でも、ワンパンチで倒してしまうサイタマ。しかし、その強さ故に、どれだけ敵を倒しても、ヒーローとして満たされることはなく、無気力な日々を過ごし続けているのです。
物語はその後「進化の家」編、「海人族」編、「ダークマター」編と続いていきます。ハゲ頭がトレードマークで、戦うときには常に赤い手袋とマントのついた黄色のスーツを着用! これまでのヒーローとは全く異なる主役が頑張るギャグマンガは、就活に疲れたときにも、ピッタリの漫画かも……!? 思い切り笑っちゃってください。

■第9位「HUNTER×HUNTER」

作者名:冨樫義博
掲載誌:週刊少年ジャンプ
出版社:集英社
単行本:32巻(連載中)

<あらすじ>
くじら島というのどかな島で暮らしてきたゴン=フリークスは、「いつかハンターとなって、自分の父親を探す」という目標を持っています。ハンターとは、怪物・財宝・賞金首・美食・遺跡・幻獣など、稀少な事物を追求することに生涯をかける人々の総称。ゴンの父親であるジンもまた、腕利きのハンターとして知られています。
とはいえ、プロのハンターとして資格を得ることは、決して簡単ではありません。数百万分の一の難関と言われるハンター試験を突破するため、ゴンは、レオリオ、クラピカ、そしてキルアなどの仲間と協力して、先を目指していきます。
無事にプロハンターとなったゴンは、様々な経験と修行を積み、力をつけていきます。闘技場で戦ったり、幻と呼ばれるゲームに挑戦したり、危険生物キメラ=アントと対決したり……。一歩ずつジンの存在へと近付いていくゴンですが、その道中は決して平たんなものではなくて……!?
ときに残酷な描写でも話題になった今作品。何度も長期休載をしながらも、ファンの心をとらえて離しません。それぞれの物語にドラマがあり、読む人の想像を超える展開に、きっとあなたも夢中になるはず。一気読みで、富樫ワールドに浸ってみては?

■第8位「はじめの一歩」

作者名:森川ジョージ
掲載誌:週刊少年マガジン
出版社:講談社
単行本:112巻(連載中)

<あらすじ>
主人公は、母子家庭で育ったいじめられっ子の少年、幕之内一歩です。何をやってもドジで残念な一歩ですが、ある日、プロボクサー鷹村守と出会います。自分を成長させることを心に決めて、鴨川ボクシングジムへと入門! ここから、一歩の成長と挑戦の日々が始まるのです。釣船で鍛えた腰と腕っ節の強さ、そして素直な性格こそが一歩の魅力! これまで秘めてきた才能を、徐々に開花させていきます。
練習を積み、ついに臨んだ新人戦。まだまだ実力が足りない一歩ですが、「絶対に倒れない」という気迫を胸に勝ち進めていきます。ライバル・宮田を倒した因縁の相手、間柴を倒し、ついに一歩は「新人王」の座に輝くのです。しかし、そこはまだまだ一歩のスタートライン。一歩が成長すればするほど、強いライバルが現れ、そしてその壁を乗り越えるために、一歩は努力を続けていきます。彼はいったい、どこまで強くなっていくのでしょうか。
主人公である一歩はもちろんのこと、一歩が戦うライバル、そして脇役であるはずの仲間たちまで、大切に扱われているのが、この作品の特徴です。どのストーリーにもドラマがあり、きっと感情移入できる「主役」の誰かがいるはずです。100巻という大台を超えても、まだまだ少年たちは一歩に夢中! 強くなりたいと願う、全ての人におすすめですよ。

■第7位「BECK(ベック)」

作者名:ハロルド作石
掲載誌:月刊少年マガジン
出版社:講談社
単行本:全34巻(完結)

<あらすじ>
田中幸雄(通称:コユキ)は、平凡な毎日に飽き飽きしている少年です。趣味も特技も、特になし! あっという間に周囲の人に埋没してしまうような……そんなごくごく普通の少年なのです。しかし、そんなコユキが、偶然出会った変な犬を助けてしまうところから、物語はスタートします。助けた犬の名前は「BECK」。そしてその飼い主は、天才的なギタリスト、南竜介でした。
コユキは、竜介が作るバンド、「BECK」に加入します。単なる「平凡な少年」であったはずのコユキには、聞く人すべてを魅了させることができるほどの音楽的才能が秘められていたのです。日本でのメジャーデビューを夢見る「BECK」ですが、様々なトラブルから絶望的に……。しかしメンバーは、そんな状況にもめげません。海外に活路を求めて、試行錯誤! そしてついに「Mongolian Chop Squad」としてデビュー! その後も失敗・挫折を繰り返していきますが……!?
音のない漫画という世界でありながら、バンドが奏でる音、そしてライブの臨場感を表現している秀逸な作品。歌い手、弾き手だけでなく、観客の描写にもこだわり、ストーリーに深みを与えてくれています。バンド活動をした経験のある人、憧れを抱いた経験のある人必見! 懐かしい気持ちを、思い出せることでしょう。

■第6位「SLAM DUNK」

作者名:井上雄彦
掲載誌:週刊少年ジャンプ
出版社:集英社
単行本:全31巻(完結)

<あらすじ>
中学3年間で50人もの女性にフラれてしまった、桜木花道。赤い髪がトレードマークの、いわゆる「不良少年」です。そんな桜木に、入学した湘北高校で「運命の出会い」が訪れます。彼が出会う相手は、赤木晴子。その可愛らしい姿に、桜木は一目で夢中になってしまいます。なぜか晴子の方も、桜木に積極的に近付いてくるのですが、実はそこには、ある思惑があり……!?
彼女は、湘北高校バスケットボール部の主将の妹。桜木の身体能力、そして背の高さに目をつけ、バスケットボール部に勧誘したいと考えていたのです。晴子を喜ばせるため、そしてそのハートをキャッチするため、桜木はバスケを始めますが、当然初心者! ボコボコボロボロにやられてしまいます。
最初は、軽い気持ちでバスケを始めた桜木ですが、良きチームメイト、そして強いライバルたちに影響を受け、徐々にバスケの魅力にとりつかれていきます。主将のゴリ、スーパールーキー流川、宮城リョータ、三井寿らと共に、全国制覇を目指していく桜木花道。勝つこともあれば負けることもありますが、それこそが王道スポーツ漫画の魅力です。最終巻まで、みんなの戦いから目を逸らさないでくださいね。バスケも友情も恋も部活も……その全てを満喫してください。

■第5位「僕だけがいない街」

作者名:三部けい
掲載誌:ヤングエース
出版社:KADOKAWA
単行本:6巻(連載中)

<あらすじ>
主人公は、28歳、売れない漫画家、藤沼悟です。せっかくデビューしたのに、そのあとの作品は全く売れず……ピザ屋のバイトをしながら生計を立てています。実はそんな悟には、一つだけ稀有な能力が備わっています。それは、悟自身が「再上映(リバイバル)」と名付けた能力。自分の身近に、事故や事件など何か悪いことが起きそうになると、悟はその直前の時期にタイムスリップしてしまうのです。自分の意志とは無関係に起きるタイムスリップは、悪いことの原因を取り除くまで、永遠に続けられます。確かにマイナスの出来事を回避できるものの……悟自身は、この能力について「割に合わない」と感じています。
悟が小学生だったころ、同級生の一人に、痛ましい出来事が起こりました。事件に巻き込まれ、命を失ってしまった友だち……。そんな経験は、大人になった今でも、悟の心の中にあります。ある日、いつものようにタイムスリップしたと思ったら、なんとそこは18年前の世界で……!? 1998年の世界で同級生を、そして2006年の世界で自分の母親を救うため、悟は時代を行き来しながら真犯人を突き止めていきます。
ミステリーにSF要素が加わり、テンポの良い展開で読む人の心を惹きつけます。なぜタイトルは「僕だけがいない街」なのか……? 考えながら読んでみては?

■第4位「ドラゴンボール」

作者名:鳥山明
掲載誌:週刊少年ジャンプ
出版社:集英社
単行本:全42巻(完結)

<あらすじ>
山奥で一人育った孫悟空は、ある日、「ドラゴンボール」という謎の玉を探している少女・ブルマと出会います。様々なメカを使って、ドラゴンボールを探し出すブルマ。実は、悟空が持っている「じっちゃんの形見」こそが、ブルマが探し求めているドラゴンボール、四星球(スーシンチュウ)でした。
そもそもドラゴンボールとは、世界に散らばる7つの球のこと。これを全て集めた人は、どんな願いも叶えることができると言われています。願いを叶えようと奔走するブルマ。そして修行のためにブルマに同行することを決める悟空。ここから、孫悟空の大冒険が始まります。
悟空が成長するにしたがって、次々に現れる強敵たち。ドラゴンボールの力、そして仲間やライバルと協力しながら、悟空たちは地球、そして宇宙を守るための戦いを繰り広げます。
1984年から連載開始された「ドラゴンボール」は、言わずと知れたジャンプの神漫画! 少年少女だったころ、底知れない悟空の強さに魅了された方も多いはずです。連載開始からなんと30年以上経過した今も、日本中で愛されています。悟空と仲間たちのアドベンチャーを、久しぶりに1巻から読み返してみてはいかがでしょうか。童心にかえって、「かめはめ波」に挑戦してみるのもアリ!?

第3位「宇宙兄弟」

作者名:小山宙哉
掲載誌:モーニング
出版社:講談社
単行本:27巻(連載中)

<あらすじ>
謎のUFOを目撃した幼い兄弟、南波六太と日々人は、宇宙への熱い思いに取りつかれます。子どもらしい素直な心で、「一緒に宇宙飛行士になる」ことを誓い合う二人。そして時は流れ……19年後、2025年を迎えました。
幼いころの約束を叶え、宇宙飛行士となった弟、日々人。第1次月面長期滞在クルーの一員に選ばれ、日本人初の月面歩行者となるべく努力を重ねています。一方で、兄・六太は勤めていた会社をクビに……。弟とは反対に、欝々とした気分で毎日を生活しています。
そんな六太の元に届くのが、宇宙飛行士選抜の書類審査通過です。JAXAからの通知に、幼いころの夢を思い出す六太。実は「六太と一緒に宇宙飛行士になりたい」という夢を捨てきれない、日々人が勝手に応募したものでした。六太は、もう一度夢に向かって頑張ることを決意します。
とはいえ、宇宙飛行士への道は決して平たんなものではなく……次々と「不合格」という現実を突きつけられる、受験者たち。そんな中、六太は次々と試験をパスしていきますが……。
兄弟二人で宇宙飛行士になる!という夢は、いつの日か叶えられるのでしょうか。読むと元気になれると評判の漫画! 迷ったとき、落ち込んだときにこそ、読んでほしい「名言」もたっぷり! ぜひ注目してみてください。

■第2位「鋼の錬金術師」

作者名:荒川弘
掲載誌:月刊少年ガンガン
出版社:スクウェア・エニックス
単行本:全27巻(完結)

<あらすじ>
エドワードとアルフォンスは最愛の母を亡くした兄弟です。19世紀の産業革命期のヨーロッパをモチーフにしたこの世界には、錬金術が存在しており、二人はこの強大な力を用いて母を生き返らせることを決意します。しかし、錬金術において、この「人体錬成」は最大の禁忌なのです。錬成は失敗。二人は、その代償を受けることになります。
エドワードはその左足を、そしてアルフォンスは自分の体の全てを失ってしまいます。エドワードは自分の右腕をかけて、アルの魂を「鎧」に定着させることに成功しますが……二人は、深く深く後悔します。失った右腕と左脚に機械鎧(オートメイル)を装着し、仮の手足を手に入れたエドワード。二人は、元の体に戻るため、絶大な力を持つ賢者の石を探す旅に出ます。しかし二人の前には、人造人間(ホムンクルス)や謎の男など、次々と強敵が現れて……!?
練りこまれたストーリーを、だらだらと引き伸ばさず、最高の形で終わらせたところも、「鋼の錬金術師」が高評価を得た理由の一つです。魔法でも奇跡でもない「錬金術」だからこそできた世界観! 魅力的なキャラクターをめぐるストーリーに、注目してみてくださいね。最終巻まで、一気読みできる点も、おすすめですよ。

■第1位「ONE PIECE」

作者名:尾田栄一郎
掲載誌:週刊少年ジャンプ
出版社:集英社
単行本:79巻(連載中)

<あらすじ>
海賊王「ゴールド・ロジャー」が、自身の財宝についての言葉を残し、処刑されたことから始まったのが、大海賊時代! 多くの人が海賊となり、ロジャーの宝を見つけ出そうと海に乗り出しました。イーストブルーにあるフーシャ村で育ったモンキー・D・ルフィも、そんな一人。いつの日か、「海賊王」になることを夢見ています。
ルフィの特徴は、幼いころに食べた「ゴムゴムの実」の影響で、自由自在に体を伸ばすことができる「ゴム人間」だということ。たった一人で冒険をスタートしたルフィは、様々な問題を解決しながら、ゾロ・ウソップ・ナミ・サンジ・チョッパー・ロビン・フランキー・ブルックを仲間にします。海を進んでいくと、次々と現れるのは強敵たち! 仲間たちと協力して、ルフィは徐々に、海賊として名をあげていくのです。
2014年末時点で、世界最多の約3億2086万6千冊もの単行本が発行されたことで、ギネスにも登録された超有名漫画「ONE PIECE」! 個性あふれるキャラクターたちはもちろんのこと、ルフィが仲間を、そして家族を思う強い気持ちに心打たれる! という方も多いはずです。バトルものの王道少年漫画であるにも関わらず、ホロリと涙してしまうこともしばしば。現在も続いているルフィたちの冒険を、ぜひ追いかけてみてくださいね。

少年漫画を読んで楽しいのは、何も「少年」だけではありません。「大人の男性」も「大人の女性」も、ワクワク、ドキドキした気分を味わえるのが少年漫画の魅力です。お休みの日には、ぜひ漫画を手に取ってみてはいかがでしょうか。