介護報酬請求を3カ月停止 川崎市、転落死ホームに
川崎市の介護付き有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」で昨年、入所者3人が相次いで転落死した問題で、市は21日、介護保険法に基づき、介護報酬の請求を来年2月から3カ月間、施設に停止させる行政処分をした。
市は9~10月、同法などに基づいて施設に立ち入って監査し、管理、運営体制について聞き取った。その結果、転落死が連続して発生した後も対策が不十分だったとして処分を決めた。
転落死は昨年11~12月に発生。86~96歳の男女3人がベランダから相次いで転落して死亡した。神奈川県警は不審な点がないか、事件と事故の両面で捜査している。