お付き合いしていた彼から念願のプロポーズ。もちろんオーケー。お互いの親への挨拶や新居のことなど、話は弾むし、嬉しい楽しい大好きな展開なはずなのに、どうしてかそれ以来気が重くて……。このまま何事もなく結婚すればいいと思っていたけれどついには別れることを選んでしまった。
そんな重い決断を下したことのある女性たちの話をまとめてみました。プロポーズを受けておきながら、彼女たちはどうして別れを決意したのでしょうか? その疑問に迫ります。
結婚を前にして”現実”が重くなる?まずは「初めは単なるマリッジブルーだと思っていました」との意見が多く見受けられました。「でもずっと気が晴れず、毎朝起きたら憂鬱で憂鬱で、彼と会うことが苦痛になってきた」という女性も。「結婚という現実に耐えられなくなってきた」との声が上がっています。それだけ聞くと、彼女たちが甘いように思えるかもしれませんが、そうでもないのです。
結婚とは家族になること。わかっていたけれど、プロポーズのあとあらためてその視点で彼を見てみたら、「なんか違う」と思ったとのこと。具体的には、結婚の話が進むごとに明らかになっていく「家と家の違い」なども大きい要因の一つだそうです。
「育ってきた環境があまりに違いすぎて、このままずっと一緒にやっていけそうにないと思った」「格式を重んじる彼の実家についていけないと思った」「お姑さんになる予定の人の態度が変わった」などなど結婚を機に、お互いの育ってきた環境の違いを目の当たりにしたことが別れを決意した原因という話も多く聞きました。「努力でなんとかならないものもあると思った」など、シビアに判断した女性が多い印象です。
彼の欠点がやはり気になってしまい…また、家と家の違いはそう感じなくても、これからの人生を一緒に歩むと思ったら、今まで見て見ぬふりをしてきた彼の欠点がやはり気になってしまったという声も。「ときどきですけど、店員さんに冷たい態度をとるんです。何十年後かに私もあんなふうに冷たくされるのかなって」「お年寄りや病人にそっけないというか、優しくない態度が前から気になっていて。私が病気になっても文句を言われそうで」つきあっているときなら、まあいいかで流していた部分をあらためて検討したということですね。
プロポーズまで受けて別れを決意したなんて聞くと、ひどい話だと思いがちですが、じっくりお話を伺うと女性たちの決断力に驚きます。結婚する前に思いとどまったほうがいい場合もありますから、プロポーズを受けた後でも、ダメだと思ったら別れることも一考かもしれません。
文・Gow! Magazine編集部