リーガ・エスパニョーラ第16節が20日に行われ、レアル・マドリードとラージョ・バジェカーノが対戦した。
前節、ビジャレアルに0-1で敗れたレアル・マドリードは、首位バルセロナと2位アトレティコ・マドリードに勝点5差をつけられる厳しい状況に追い込まれた。逆に4位セルタ、5位ビジャレアルに迫られ、勝利が求められる。一方、ラージョ・バジェカーノは前節のマラガ戦を1-2で落とし、順位も18位に後退している。
試合は開始早々から乱打戦となる。3分、レアル・マドリードはエリア手前右でボールを持ったギャレス・ベイルがオーバーラップしたダニーロへスルーパス。エリア内右でパスを受けたダニーロがGKトーニョの股下に右足シュートを蹴り込み、レアル・マドリードが先制に成功する。
一方、ラージョ・バジェカーノもすぐさま反撃に出る。10分に右CKからアマジャがヘディングシュートを決めて同点に追いつく。直後の12分、右サイドからのクロスが相手DFに当って高く上がると、これをホサベドが頭で叩き込み、ラージョ・バジェカーノが3分間で逆転する。
このままラージョ・バジェカーノのペースになるかと思われたが、14分にティトがトニ・クロースに対して危険な両足タックルを見舞い、一発退場となる。すると1人多いレアル・マドリードは25分に右サイドを突破したダニーロのクロスからベイルがヘディングシュート。これがゴール左に決まり、レアル・マドリードが同点に追いつく。さらに28分、ラージョ・バジェカーノのラウール・バエナが2枚目のイエローカードを受けて退場になると、2人多いレアル・マドリードの一方的な試合となる。30分にバエナのファウルで得たPKをクリスティアーノ・ロナウドが決めて逆転すると、41分に相手最終ラインの裏をとったベイルがGKとの一対一を制して4点目。4-2でレアル・マドリードがリードして前半を終える。
後半もレアル・マドリードのゴールラッシュが止まらない。48分にエリア右からパスをつなぎ、ハメス・ロドリゲスのラストパスを受けたカリム・ベンゼマがエリア内左からきっちりとゴール右下に決める。54分には左サイドからのクロスをC・ロナウドがヘディングで合わせて2点目。61分には右サイドを突破したC・ロナウドのお膳立てからベイルが決めてハットトリックを達成する。
ベイルは70分にもベンゼマのパスからゴールを決めてこの試合4点目と大暴れ。79分と90分にはベンゼマがゴールを決め、こちらもハットトリックを達成。このまま10-2でレアル・マドリードがラージョ・バジェカーノを下した。
次節、レアル・マドリードはレアル・ソシエダと、ラージョ・バジェカーノはアトレティコ・マドリードと、それぞれホームで対戦する。
【スコア】
【得点者】