かつてチェルシーやフルアムなどで活躍し、現在はアイルランドのシャムロック・ローヴァーズに所属する元アイルランド代表MFダミアン・ダフが21日、現役引退を表明した。同クラブ公式HPが伝えている。
1996年に当時プレミアリーグに所属していたブラックバーンでキャリアをスタートさせたダフ。同クラブの2部降格を経験したものの、2年かけての昇格に貢献すると、チームは1部復帰初年度の2001-02シーズンにワージントン・カップ(現キャピタル・ワン・カップ)を制覇した。
2003年夏にチェルシーへ活躍の場を移すと、プレミアリーグ連覇を含む4つのタイトルを獲得した。その後ニューカッスルやフルアムでプレーし、2014年にオーストラリアのメルボルン・シティへ移籍すると、契約満了後の今年7月には母国アイルランドのシャムロックと18カ月の契約を締結。また、2012年に代表引退を発表するまで、アイルランド代表で100試合に出場した。
発表に際し同選手は「たくさん悩んだ結果、今日キャリアを終える決断をした。ハートはプレーしたがっているが、最終的には身体が制して僕にストップと伝えてきたんだ。全ての少年たちの夢とともに過ごすことができて、僕は非常にラッキーな男だよ。母国の代表チームで100キャップを積み重ねたことは誇りに思っている。アイルランドを代表することはいつだって最高の喜びで、魔法のような思い出がたくさん詰まっている。何年も支えてくれた大勢のファンの皆、ありがとう。これまでも、そしてこれからも僕の最大のサポーターたちである妻のエレーヌ、子どもたち、両親、家族には、特に感謝している」とコメントしている。