NY原油続落、一時33ドル台

 【ニューヨーク時事】週明け21日午前のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、世界的な供給過剰懸念から続落した。米国産標準油種WTIは一時、2009年2月以来約6年10カ月ぶりに1バレル=33ドル台を付けた。午前9時46分現在は前週末の清算値(終値に相当)比0.73ドル安の34.00ドル。

 石油輸出国機構(OPEC)が生産目標を事実上棚上げしていることが、投資家心理を引き続き圧迫。需給不均衡が当面解消される兆しはないとの見方が広がり、売られやすい地合いが続いている。