この日、開店少し前からお邪魔しました。中では今日のキャストであるこうやもゆさん、澤田百合亜さん、早舩奈王子さんが忙しく準備中。そこにやってきたのが、「発掘!グラドル文化祭」を立ち上げた社長でもある手束真知子さん! 数々の有名グループに所属、ご自身もミスマガジンに選ばれるなど、アイドル界のレジェンドの一人といっても過言ではありません。
美女グラドル勢ぞろい!「グラドル文化祭」ギャラリー【写真19枚】
そんな手束さんとキャストの3人に、「発掘!グラドル文化祭」について熱く語っていただきました。熱く語るうちに、手束さんのグラドル哲学も垣間見えるインタビューになってしまいました!どうぞ!
スペシャルインタビュー「発掘!グラドル文化祭」
発掘!グラドル文化祭の特徴は?
――ではまず、開店、おめでとうございます!
手束「ありがとうございます。今年の10月3日にオープンしたばかりで、かかっているのはオリジナル曲なんですよ。来年CDもリリース予定です。アルバムでリリースしようと思っているんですよ。」
――ア、アルバム!? シングルとは手間も費用も段違いだと思いますが…。
手束「今のところ4曲オリジナルが出来ていて、3曲目は超有名グループも手掛けた作家さんに頼んでいます。今5曲目を制作中なんです。1000ポイント到達で勝ち取ったソロ曲も入れて、あと1曲あったら、全7曲入りアルバムになるかなって」
――すごいですね! 開店したばかりのコンセプトカフェで、アルバムリリースを考えているとは…。これ、記事化しちゃって大丈夫ですか?
手束「えーっと…、いいですよ! 私、やると言わないとやらないんで。やるやるって言い続けたら、やると思うんで(笑)」
――宣言して、やることにしちゃう(笑)。
手束「そうなんです。このお店も、あえてクラウドファンディングにして、自分を追い込んだんですよ。「絶対に実現させます」って投資してくださる方を募って。じゃあ出します! って何人もの方が言ってくださって、今こうやってお店があるのも、皆さんのおかげなんです。」
超本格的! グラドル個撮ブースに潜入!
本格的な撮影ブースでグラドルの個撮ができる!
――このお店が特徴的なのは、キャストのグラドルさんを撮影ブースで撮影できるところでしょうか? それに、個人撮影会をやっていたりするんですよね。
手束「はい、お店の定休日に撮影ブースを使って個人撮影会(個撮)を開催しています」
澤田「この前、個撮に来てくれた方2人が、初めて会う人だったんです!「グラドル文化祭」に来たことがないっていう人と、これからいくよ~っていう人と…。お店の様子がわからないから、撮影会からお店に来るっていうパターンもアリだよね」
こうや「私は水着の撮影会をやめて2年たつんですけど、むしろ今はアツいファンの方は「水着を着ないでくれ!」って人のほうが多いですね(笑)。一対一の個撮って、撮影はもちろんじっくり話せるんですよ。そこもいいですね」
――撮影ブースも、お店としてはかなり本格的ですよね。ソフトライトボックスまである!
手束「撮影ブースにあるストップウォッチは、どんなものを使ったらいいかわからなくて…。秋葉原の某撮影会さんに、電話で問い合わせたんです。品番まで教えてもらって、それを注文して。電話で対応してくださったスタッフの方が、本当にいい方でよかったです」
――おお、確かにあの撮影会さんと、同じものだ! ううん、こだわりまくってますね…。それに、行動力がすごい!
こうや「真知子さんは、やることが本当に早いんですよ。見習いたいです」
――そんな手束さんでも、このお店のオープンは…。
手束「大変でした! 私でも、何回かやめようと思ったんですよ。それでもどうにか開店にこぎつけられました。」
現役グラドル&社長・手束真知子さんの魅力
グラドル文化祭で働いてみて、どうですか?
――キャストの皆さんは、この「発掘!グラドル文化祭」で働いてみてどうでしょうか?
早舩「自由にのびのびできます!」
こうや「真知子さんは、すごい私たちに合わせてくれるんですよね」
澤田「いろいろ、女の子の気持ちを分かってくれます」
――おお、皆さんの信頼がすごく厚いですね!
こうや「真知子さんは「やりたくないことは、やらなくていいよ」って言ってくれるんです。私は露出度の高い衣装は嫌だったから、真知子さんに相談したんです。そしたら「それでもいいよ」って。一番最初から、気づいたら何でも言ってね! って言ってくれて、本当に気づいたことを言っても機嫌悪くならないんですよね」
澤田「ぜんぜん怒ったりしないもんね。社長ではあるんですけど、直接しゃべってくれるからすごく気持ちを伝えやすいんです。それに、真知子さんが女性だから、というのはすごく大きいです。女性だから言えることや、わかってくれるな、と思うことがたくさんあるから」
――なるほど、女性同士だから言える、デリケートなこともきっとありますよね。
こうや「これまでは「何でも言って!」って言われて、本当に言ったら大変な目に遭う…とかあったんですけど(笑)。そういうことがないんです。私、真知子さんの生態に興味があるんですよ。生きてきた考え方も深みも違うはず! と思って、すごく興味があります」
早舩「真知子さんから学ぶことがたくさんあるんです! SNSも、一人一人のファンの方にちゃんと返事をしていたりして。そのマメさは本当にすごいと思います。見習いたいです」
――手束さんの背中を見て、後輩グラドルたちが育っている…という感じでしょうか。手束さんのお人柄は大きそうですね。
手束「私、基本的にめっちゃポジティブなんですよ。このお店をこうやっていい形でできているのは、みんなに支えられているんです。みんなめっちゃかわいいし、いい子だから、グラドル文化祭は成り立っているんだなって思います」
澤田「みんな、心が荒んでないからね…。女の子同士が集まると、どうしても陰口を言ったりすることもあるじゃないですか。ここの子たちはそれがないし…。アドバイスしても、しっかり飲み込んでくれるのがうれしいです」
グラドル文化祭はみんなの成長の場です!
グラドル文化祭は成長の場!
――キャストの皆さんの雰囲気もとてもよさそうですもんね。お互いに切磋琢磨するっていう感じで。
早舩「すごく成長できます。私、モデル活動がメインで、タレント活動ははじめてだったので…。みんなのいいところを見て聞いて、吸収出来ると思います」
澤田「私、これまで撮影会をしたことがなかったんですよ。撮影会をやってみようっていうときに、どうしたらいいかわからなくて…。でももゆ山(こうやもゆさん)がやっているから、自分もやってみようって思えたんですよね。いろんな経験をしている人がいるから、いいと思うな」
こうや「真知子さんが持ってきてくれるお仕事が、すごくバラエティがあるんですよ。だから、私たちそれぞれが自分の欲しいものを目指せるんです。同じようなものばかりだったら、ライバルになっちゃって、蹴落としていくしかない…ってなりますよね。一つだけの方向性じゃないのが、すごくいいな、って思うんです」
澤田「たしかに、いろいろな仕事を持ってきてくれるのも大きいですね」
――そのあたり、手束さんは狙ってらっしゃるんですか?
手束「そうですね、みんなにどんなことをやりたいかは、聞いてます! 一つのものを競う、っていうよりも、みんなで自分の道を進めたらいいな、と思っているので」
澤田「今はこうして同じ場所で働いているけど、それぞれの道は違うもんね」
――なるほど…。みんなが通過する場、という意味で、学校の行事である”文化祭”というネーミングなのかもしれませんね。学校って、最終目的地じゃなくて、それぞれの目的に向かうための場所だから、このお店も、そんなイメージなのかもしれません。
手束「私は芸能の世界を、交通機関にたとえて考えるんです。飛行機に乗っていく人もいれば、電車の人も、徒歩の人もいる…。私はこれまで、いろいろお仕事をさせていただいて、共演した方がどんどん飛行機に乗っていく姿を見ていました。ほしのあきさんや、磯山さやかさん…飛行機に乗って、手が届かないところに行ったなぁって…」
――なるほど…。飛行機ですか。
手束「私も、ミスマガジンに選ばれた時には、飛行機に乗っていたと思うんです。でも、そこで「誰かが動かしてくれるだろう」って、そこで待ってしまって…。結局、だれも動かしてくれなかった。そこで、電車に乗り換えて…。ここにいる子は、飛行機に乗っている子じゃないですよね。でも、これから乗るかもしれない」
こうや「うーん、私はチャリがいいかな(笑)」
手束「(笑)。私は、このお店が、みんなにとって飛行機に乗る練習になったり、電車に乗る練習になったらいいって思っています。だからいろいろな機会を提供したいんです」
――芸能の世界で長く活躍されている手束さんならではの観点かも知れないですね。
直接ファンの人と会えるのがうれしい!
ファンとのふれあいを大事に
手束「それに、グラビアアイドル時代に、ファンってなんだろう? って考えさせられたんです。当時はグラビアのお仕事をしていたら、ファンの方にはなかなか会えないんですよ。DVDイベントでお会いするぐらいで、存在を身近に感じられなくて…。せっかく応援してくださっているのに、その応援が届かないっていう思いがあったんです」
――今から10年近く前のグラドルシーンは、今のアイドルシーンとはかなり違いましたもんね。
手束「このお店を、ファンの方が、応援しているアイドルに直接会って話せる場にしたかったんです。直接会うからわかることって、あるじゃないですか?」
早舩「私、もともとモデルのお仕事ばかりだったし、ギャル系だから、みんな怖がって…。最初はファンの方がゼロで…」
もゆ「うんうん、私もそうだったよ!」
澤田「みんな、ゼロからのスタートだよね。グループに入る前は、本当に1人か2人しかファンの方もいなかったし…。前は、会える場所がないからって離れていったファンの方もいたんです。もったいないなぁ…と感じていました。だから、このお店で働かない? って手束さんにお話をいただいた時に、やってみよう!って思えました」
早舩「話してみないとわからないこと、多いですよね。私も、ここでファンの方と話せるのがうれしいです」
澤田「ここで働いていると、昔応援してくださっていたファンの方も来てくださったりするんですよね。久しぶりに会ったファンの方に「まだ頑張ってるんだね!」って言ってもらえたり…。自分の中では、ありがたいです」
こうや「そうそう、この前は、私の出演したお芝居に未莉ちゃん(発掘!グラドル文化祭のキャストの一人)ファンの方が来てくれたんです。私がずっと未莉推し! って言っていたら、興味を持ってくださって。ファンの方、ヲタの方の交流があるのは、すごくいいよね。普通は、ヲタの取り合いになるもん」
真知子「もゆちゃんや百合亜ちゃん含め、引っ張ってくれる子たちが本当にいい子なんですよ。だから下の子たちも、彼女たちを見習おう! って思ってくれるんじゃないかな。私は運がよかったんですよ」
――では最後に、一言メッセージを!
手束「最初はちょっと入りづらいかも? と思うんですけど(笑)。まず、興味を持ってくださったらうれしいです。一人でいらっしゃるお客さんがほとんどですし、もし来店されたら私たちが歓迎します! 一日のうちにいろんなイベントがあるので、ボーっとする時間もないぐらいですよ。私たちと、いろいろ楽しんでいってくださいね!」
誰でも絶対楽しい! ここはグラドルパラダイス!
実はこの日、平日だったこともあって開店直後からしばらくはノーゲストの状態。普段はなかなかないことだそうで、手束さんもちょっと心配そうにしてらっしゃいましたが…。芸人さんとのトークコーナー(これも初だそう!)がひと段落する頃には、次から次へとゲストの皆さんご来店でした。大繁盛でめでたい限り!
逆に考えると、開店直後の時間帯はキャストの皆さんとのんびり話したり、ガッツリ撮影出来てしまうかも!? グラドルファンも、グラドルにちょっとだけ興味がある、という方も、みんな楽しめるお店だと思います!今回のレポートは以上です。