怖いもの見たさ、というのは割りと誰にでもあるものではないでしょうか。だからこそ人気が絶えないのが世界にも日本にも数多くある「心霊スポット」ですよね。そこでここでは、全国的にも有名な心霊スポットと、そこがどういうスポットなのか、簡単に紹介していきたいと思います。
【慰霊の森】
まず一箇所目として紹介するのは「慰霊の森」です。この場所は日本でも最強の心霊スポットと言われる場所で「絶対に行ってはいけない場所」としても良く知られています。この場所自体はそれほど代わり映えのしない森、自然の場所という感じですが、ここが心霊スポットと言われる背景を考えると、いわゆる最強の心霊スポットと呼ばれることにも納得がいきます。
この場所は、1971年に発生した日航機事故の現場です。旅客機と自衛隊機が空中で衝突し、両方とも空中分解、ここにおいて162名の人が亡くなりました。その当時のことは目撃していたという人も多く、この場所は心霊スポットというような遊び半分でいくべき場所ではない、とよく言われるようになったわけです。もちろん、心霊スポットとして遊びに行くのではなく、しっかりとした気持ちで慰霊を目的にして行くのであれば問題はないでしょう。遊び半分で行きたいと考えているのであればここで亡くなった人にも失礼にあたるのでやめるようにしたほうがいいですね。
【常紋トンネル】
二箇所目として紹介するのは、「常紋トンネル」です。こちらは北海道は北見盆地近くにあるトンネルで、それ自体はやはり何変哲のないトンネルという感じ。心霊的な場所だと知らなければそうだとは思わないでしょう。ただ、この場所も実際に人が死んだという逸話があり、そこから心霊スポットというように呼ばれるようになりました。
この場所にはタコ労働と呼ばれる、半ば強制的な労働によってトンネル工事に関わり、そして事故や栄養失調で死んでいった人の霊が眠っているとされています。亡くなった人たちは掘り出されて慰霊されることもなく、そのまま生き埋めにされたのだとか。そういった経緯があって、この場所は最強の心霊スポットの一つとして呼ばれるようになりました。山深くにある場所なので行くこと自体がなかなか難しいため、こちらもあまり行くべき場所ではないですね。
【旧善波トンネル】
三箇所目として紹介するのは、「旧善波トンネル」です。この場所は神奈川県の伊勢原市と秦野市をつなぐ国道246号線のトンネルとして利用されてきました。やはり、この場所も来歴を知らなければただの旧道、旧トンネルという雰囲気を超えるものではありません。
この場所では、準一という少年がバイク事故を起こして亡くなったと言われています。その後、この道を走行する人に度々バイクに乗った幽霊が目撃され、それを避けようとしたために事故が発生する、ということが続きました。こういった実際の事故があって、心霊スポットと呼ばれるようになったわけです。この当時には準一少年の母親が「もう死なないで」という看板を建てるなど、具体的なアクションがあった心霊スポットであることも有名になるポイントとなりました。やはりこの場所も遊び半分でいくべき場所ではありません。
【旧犬鳴トンネル】
なんだかトンネルばかりになってしまいますが、最後の一箇所として紹介するのもまたトンネル、「旧犬鳴トンネル」です。この場所はよく日本三大心霊スポットの一つとして言われます。今ではすっかり通ることが出来ないようになっていますが、ここはもう見るからに不気味な雰囲気が漂う場所となっています。
この場所が心霊スポットと言われるようになったのは、ここで様々な事件が発生したことが理由です。リンチ事件や焼死事件などが発生しました。果たしてこれらが理由で心霊スポットになったのか、心霊が理由でこのような事件が起こったのか、それは分かりませんが……。上記3つに比べると比較的危険性が少ないとは言われています。
いかがでしたか?読んでいるだけでも身の毛がよだつような心霊スポットもいくつかありました。特に慰霊の森は紹介しておいて何ではありますが、度胸試しなどで行くことは絶対に控えた方がよいでしょう。心霊現象が発生するかどうかとは別として、死者に失礼になってしまう、ということがないように配慮することも心霊スポット巡りをする場合には必要です。
いろいろと調べて、その来歴にあわせて考えるようにしましょう。