22日、ニューヨークの国連本部で開かれた国連総会本会議の会合(共同)
共同通信社

 【ニューヨーク共同】国連総会(193カ国)本会議は22日、11月5日を「世界津波の日」に定める決議案を満場一致で採択した。津波の甚大な被害を経験した日本とチリが主導した。東日本大震災から来年3月で5年となるのを前に、津波の脅威と対策への国際的な意識向上が狙い。

 国連では「国際防災の日」(10月13日)が既に制定されているが、津波に特化した国際デーは初めて。来年以降、各国で毎年「世界津波の日」にちなんだ啓発イベントなどの開催が期待される。

 決議は今月4日に国連総会第2委員会で採択され、22日の本会議採択で正式に確定した。

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