羽生結弦をはじめとする、12人のフィギュアスケート日本男子たちの苦難と栄光を追った1冊『百獣繚乱 ―フィギュアスケート日本男子― ソチからピョンチャンヘ』が、2015年12月16日(水)に発売された。 まだ記憶に新しい、グランプリファイナルでの羽生結弦。総合得点で330.43を叩きだし、2015年NHK杯で出した322.40の世界歴代最高点を自身で更新した。しかし、順調にスケーターとして成功してきたように見える彼も、「もう滑りたくない」「何のためにスケートをしてるのかわからない」と内なる葛藤があり、苦悩の中にいたという。同書では羽生をはじめ、日本の誇るべきフィギュアスケート男子たちが、銀盤の上では決してみせることのない素顔、苦悩、努力、決意がインタビューを通じて綴られる。
宇野昌磨、山本草太、田中刑事、日野龍樹、本田太一などの今から見ておきたい期待の若手選手、メキメキと実力をつけてきた村上大介、無良崇人。そして、日本のフィギュアスケート界を牽引し続ける髙橋大輔、町田樹、織田信成などの名選手の軌跡も紹介、巻頭のカラーグラビアでも各選手の名シーンを収録している。
巻末には、同書に登場する選手たちのプロフィールや戦績がひと目でわかる一覧表も掲載。選手たちが歩んできたフィギュアスケートの歴史を、さらに深く楽しむことができる。さらにBOOK☆WALKERストア他で配信される電子版には、単行本にはない選手たちのスナップ集も収録。リンクを離れた選手たちのリラックスした表情が見られる。
タイトルも百花繚乱ならぬ、「百獣繚乱」。ピョンチャン五輪に向け、「百獣の王」となるのは誰だろうか?
■『百獣繚乱 ―フィギュアスケート日本男子― ソチからピョンチャンヘ』
青嶋ひろの