なぜかターキーの記事がニコニコニュースのユーザーをざわつかせた件 | ニコニコニュース

なぜかターキーの記事がニコニコニュースのユーザーをざわつかせた件
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先日、「教えて!gooウォッチ」では「海外ではメジャーなターキー。日本では馴染みがないのはなぜ?」という記事をリリースした。クリスマス料理といえば真っ先にケーキが思い浮かぶが、映画やドラマを見ていると、大きなお皿にドーンと載せたターキーが印象的である。にもかかわらず、日本の食卓であまり浸透していないのはなぜなのか。記事ではその理由と家庭でターキーを楽しむ方法をご紹介した。これについて提供先のニコニコニュースで、約630にも及ぶコメントで議論が盛り上がっているのを発見。なぜターキーの記事がこれほどまでにニコニコニュースではねたのか。今回はそれを分析するために大量に寄せられたコメントをまとめることにした。

■「日本人ならケンターキーのチキンで十分でしょ」

寄せられたコメントを遡ってみていくと、まず考えられるのはKFCの影響である。

「日本のクリスマスってケンタッキーが主流じゃない?」(sopeさん)、「国産ケンタで充分」(ユズキさん)、「ターキーは一度食ったことあるけどケンタッキーのがずっと旨い」(マン地缶Lv…さん)、「食材的に七面鳥に馴染みがないのもあるが、ケンタッキーが頑張ってるからねぇ。入り込む余地ないでしょ」(R E Nさん)

なかには「日本KFC『ライバルは少ない方がいいからね・・・』(東方三毛猫さん)とKFCの思惑を分析する声もあれば、「ケンターキーが『ケンターキー』とかいう名前で売り出せば流行るのでは」(クロさん)という提案する声もあった。

いうなればターキーが日本で馴染みが薄いのは、「日本人にはケンタッキーがあるから」と結論付けられるほどの論調の勢いである。

これは「アメリカンサイズの調理器具が無いと家では作れない。外で食うにしても他にケンターキー等の選択肢もあるってことで食われないんだろうなぁ」(昼夜さん)、「鶏でやったことあるけど、慣れてないと調理も解体も骨折れる。気分や雰囲気だけならケンタで十分だよ」(木野杏珠さん)という意見からも頷けるだろう。

いかに日本人にとってケンターキーが身近な存在で、クリスマス時も重宝できるお店か改めて実感させられる。また、クリスマスが差し迫るなか、「ターキーよりもケンタッキーのチキンが食べたい!」と促されて、コメントを寄せてくれた人も決して少なくなさそうだ。

■「七面鳥ですって!?冗談じゃないわ!!」

ほかにもある2次元のキャラクターを連想させる「七面鳥ですって!?冗談じゃないわ!!(某五航戦妹)」(狐猫さん)といったコメントも幾多見られた。分からない人に説明すると、これは「艦隊これくしょん」に登場する艦娘の瑞鶴のセリフである。

ちなみに艦隊これくしょんは、第二次世界大戦時の大日本帝国海軍の軍艦を中心に艦隊を擬人化した艦娘を集め、育成しながら勝利を目指すブラウザゲームのこと。瑞鶴は擬人化された女性キャラクターながら、大日本帝国海軍が保有していた航空母艦である。

彼女のセリフはマリアナ沖海戦で、日本がアメリカからマリアナの七面鳥撃ちと揶揄されるほどの一方的な戦いだったことが元ネタになっているのだ。すなわち、それを連想させる戦い(プレイ)時のセリフというわけである。

これら以外のコメントでも「作るのが面倒」「七面鳥よりも鶏の方が旨い」といった声が寄せられていたが、なぜターキーの記事がこれほどまでにニコニコニュースではねたのか。主な理由は上記の2点にあったと分析できるかもしれない。

しかしながら、ターキーの記事がこんな幾多の話題に関連してくるとは、筆者以外も思っても見なかった人は多いのではないか。サブカル好きが集まるニコニコ動画。次は果たしてどんな話題でニコニコニュースのユーザー達が盛り上がるのか楽しみである。

柚木深つばさ(Yukimi Tsubasa)