衆議院の宮崎謙介議員が育児休暇を取る決意を明らかにし、話題になっています。
宮崎議員は同じ衆議院議員の金子恵美議員と結婚。金子議員は出産を控えています。出産が国会開会中となるため、親元の新潟ではなく東京で出産することに。「そこで私は産後一カ月は妻を助け、子供を育てるために育児休暇をとる決意をしました」と宮崎議員は自身のブログで表明しています。
自身の責任と義務を考えて8カ月間悩んできたという同議員ですが、男性の育児参加が進んでいないことから、「若手の国会議員だからこそ、妻が国会議員だからこそ、私はこの重たい一歩を踏み出さねばならないのだと思いました」と育休を決意した理由を語っています。
「不安がないと言えば嘘になります。有権者の皆様は怒らないだろうか、先輩や同僚の議員に迷惑をかけて申し訳ない、自分の将来の評価にマイナスになるのではないか」と懸念をつづりつつも、育児を通して学んだことを政策立案に生かしたり、育児の合間に資料や書物を読んでパワーアップにつなげるつもりであることも述べています。報道によれば、国会議員には育児休暇の規定がないため宮崎議員は欠席届を出すことで育休とするそう。休みの間の対応については、育休中も事務所と毎日連絡を取り合い、また地元の要望を聞く体制も整えるとブログに記しています。
ネットでは、「国会議員だからこそ率先して取るべき」「育児に参加するのはよいこと」といった賛成意見がある一方、「国会議員は普通の仕事と違う」など否定的な意見も見られます。