イタリア代表を率いるアントニオ・コンテ監督とイタリア人指導者のファビオ・カペッロ氏が、レアル・マドリードの次期指揮官候補に浮上した。24日付のスペイン紙『マルカ』が報じている。
今シーズン、レアル・マドリードはリーガ・エスパニョーラで16試合を終え、10勝3分3敗で3位に着けているものの、コパ・デル・レイでは失格処分を通告され、すでに3冠の夢は断たれた。リーグ戦第12節では首位バルセロナに0-4の完敗を喫したこともあり、地元メディアではラファエル・ベニテス監督の退任が取り沙汰されている。
現在46歳のコンテ監督は、2011-12シーズンからユヴェントスを率いると、退任まで3年間のセリエAで3連覇を達成。2014年8月にイタリア代表の監督に就任し、ユーロ2016予選のH組を無敗で首位通過したが、契約はユーロ2016本大会終了後までとなっている。イタリアサッカー連盟(FIGC)は契約更新を熱望しているものの、契約延長交渉は難航。先日ジョゼ・モウリーニョ前監督が退任したチェルシーへの就任も噂されている。
一方のカペッロ氏は、過去に2度レアル・マドリードの監督を務め、どちらも就任初年度にリーグ優勝を遂げているものの、直後に解任されたという実績を持つ。約3年間務めたロシア代表監督を今年7月に退任すると、先日はローマの次期指揮官候補として報じられる中、「もう2度とイタリアでは指揮を執らない」と発言していた。