(株)リクルート住まいカンパニー(東京都千代田区)が運営する不動産・住宅サイト『SUUMO(スーモ)』は、住まいや暮らしに関する様々なテーマについてアンケート調査を実施し、調査結果を「SUUMOなんでもランキング」として紹介している。いよいよ年の瀬。忘年会をこなしつつ、年賀状の準備や大掃除、おせち料理の買い出しなど、やることがいっぱいでネコの手も借りたい時期。そんななか「もう面倒だ!」と思う年の瀬ならではの慣習もあるのでは?そこで今回は「やめられたらラクなのに……」と思う年末年始の慣習について行った調査結果のランキング。
【調査概要】
●調査実施時期:2015年10月3日~2015年10月5日
●調査対象者:全国の20~59歳までの男性208名・女性208名
●調査方法:インターネット
●有効回答数:416
【調査結果】
Q.年末年始、「やめられたらラクなのに……」と思うことは?(複数回答)
<総合ランキング>
1位:年賀状 32.5%
2位:大掃除 20.2%
3位:帰省・挨拶回り 14.7%
4位:お年玉 11.1%
5位:おせち料理 7.7%
※上位5位まで表示
「やめたい!」慣習の第1位は、年賀状。「絵柄のデザインを考えるのが面倒」だったり、「なんとなく送っているし、毎年同じことの繰り返し」なので、必要ないのでは?という意見が多数あった。また、「SNSなどが普及しているので、年賀状に意味を感じられなくなってきた」「お金もかかるし、年賀状のみの付き合いの友人って必要なのか疑問」といった、現代ならではのドライな意見も。
第2位は、大掃除。トイレに浴室、換気扇にエアコン、考えただけでも時間もかかるし、できればやりたくない。「わざわざ寒い時期に掃除をやらなくてもいいと思う」「普段掃除しない場所などの掃除でバタバタし、疲れ果て、年越しそばやおせちの準備にも響く」というように、わざわざ寒くて忙しい時期にやらなくてもいいのではないかと思っているようだ。
第3位には帰省・挨拶回りがランクイン。こちらは、「結婚して行く場所が増えた。正月は家でごろごろしていたい」といった、正月くらいはのんびりしたい派と、「お互い面倒に感じているという空気が漂っているのに、続ける必要はないと思う」という親戚づきあいが面倒派に分かれた。
4位には「あげる身になってしまったから」やめたいという人が多かったお年玉が、5位には「元日からスーパーも開いているし、大掃除とかしないといけない忙しいなか、無理してつくらなくてもと思う」という意見が目立ったおせち料理が続く。
やることが満載で忙しい年の瀬。例えば年賀状や大掃除、おせち料理などは、いまや簡単にアウトソーシングができるもの。マツコ・デラックスがCM出演しているあのサービスや、インターネットを調べるとほかにもたくさんのサービスを見つけることができる。全て自分で、というのが理想ではあるけれど、既存のサービスを上手に使いこなすのも良いかもしれない。
また、上記のような「やめたい!」意見が多数ある一方、「年末年始は特別だからいろいろあっていい」「日本の文化なのだから皆大事でしょう」という意見もあった。面倒と思えることも、季節の流れや1年の始まりといった節目を感じられる大事な行事。完全になくしてしまうのは悲しい気も。無理せず「人に任せられるところは任せ、自分は楽しむ!」。これが新しい年の瀬の過ごし方かもしれない。
【主な回答】
●年賀状:なんだか家族自慢みたいになってきているから。(29歳・男性)
●年賀状:とにかく面倒。年賀状だけのつながりならいらない。(35歳・女性)
●大掃除:わざわざ大掃除しなくても、まめにしていればいいと思う。(40歳・女性)
●帰省・挨拶回り:テレビで帰省のラッシュ映像を見るたび、なんでこんなばかげたことを……と思う。(51歳・男性)
●お年玉:毎年、相手方に子どもがいる家では、同額のお年玉を交換するだけだから。(41歳・女性)
●おせち料理:手間とお金がかかるわりに喜ばれない。(47歳・女性)
●門松・松飾:一軒家なのでやらないわけにはいかないが、費用がかかる。つけるのがめんどくさい。(29歳・男性)
●その他:わが家恒例の元旦新年会。定番とは言うものの、お正月はのんびり過ごしたいので。(56歳・女性)
●その他:夫の世話。年末は長期休暇だが、家事も育児も全く手伝わないどころか自分のことも全くしないのに、部屋が汚いだの文句ばかり。(43歳・女性)
「SUUMOなんでもランキング」コーナー:住まいに関する様々なテーマについてアンケートを実施し、結果をまとめた記事を隔週で発表。