テレビ東京ほかで放送中のアニメ「牙狼-紅蓮ノ月-」の第12話『曲宴』では、前半ストーリーを振り返るとともに、キャストによる作品紹介などを放送する特別番組となっている。そこで特別編の放送に合わせ、これまで見たことがない人も、毎週欠かさず見てきた人も楽しめるように、初回から第11話までを場面カットとあらすじで振り返る。
【写真を見る】第1話『陰陽』では、京の周囲にはびこる火羅と、黄金のよろいを持つ若き魔戒騎士・雷吼と謎多き魔戒法師・星明が人知れず戦っていた
本作は、雨宮慶太原作の特撮シリーズ「牙狼<GARO>」のアニメ作品第2弾。平安時代の日本を舞台に、人の魂を喰らう魔物“火羅(ホラー)”と人々を守るため戦う“魔戒騎士”の姿を描くアクションファンタジー。“魔戒法師”星明に拾われ、魔戒騎士として育てられた青年・雷吼は、従者の金時と共に火羅を倒すため都を駆け巡る。
【第1話『陰陽』/10月9日放送】
時は平安。京の周囲には火羅と呼ばれるもののけがはびこり、夜な夜な起こる怪異に人々はおびえる。その一方で、黄金のよろいを持つ若き魔戒騎士・雷吼と謎多き魔戒法師・星明が、人知れず火羅と戦っていた。新たな怪異のうわさを聞きつけた雷吼は、火羅の仕業ではないかと調べ始める。
【第2話『縁刀』/10月16日放送】
京の魔戒の者たちを束ねる東の番犬所の依頼を受け、雷吼と星明は魔戒騎士見習い・葛城久頼と行動を共にすることに。久頼は魔戒騎士の剣を学ぶため、黄金のよろいを召還できる雷吼に弟子入りしたいと言う。そんな久頼に、雷吼はある決断を下す。
【第3話『呪詛』/10月23日放送】
京の権力者・藤原道長の別邸にて、池の置石をなめた野良犬が突如変死を遂げる。原因は自分を狙った「呪詛」であると告げられ、検非違使に町中の陰陽師を残らず捕らえるよう命じる道長。星明も悪法師として牢に閉じ込められてしまう。
【第4話『赫夜』/10月30日放送】
赫夜と呼ばれる美しい姫がいた。しかし、彼女に求婚を望む5人の貴族は次々と火羅に襲われ死んでしまう。自分を救ってくれる人を探しているのだという赫夜。怪しむ星明に雷吼は、赫夜が火羅ではないことを証明しようと奔走する。
【第5話『袴垂』/11月6日放送】
名門藤原南家の出である検非違使・藤原保輔は、放免の小袖に思いを寄せていた。放免とは、罪人を探索、捕縛するために検非違使に使われる前科者。小袖は保輔の好意に気付いているが、貴族と元罪人が懇意にすることなど許されるはずがなく…。
【第6話『伏魔』/11月13日放送】
東寺の市の帰り道、雷吼たちはごべえという名の少年と出会う。ごべえは、病弱の母親と小さい妹のために珍品を盗み、金に換えようとしていた。一方、道満は疫病をもたらす火羅・以津真天を復活させる。その影響が貧民街を中心に出始める。
【第7話『母娘』/11月20日放送】
安倍晴明の屋敷が火羅に襲われる。お金に困っていた星明は、藤原道長からの火羅征伐の依頼を渋々引き受け、一人熊野に向かう。そこでは道満がまたもや強力な火羅を解放しようとしていた。一方、京に残された雷吼は星明の過去を知ることになる。
【第8話『兄弟』/11月27日放送】
源家の家臣・渡辺綱は、夜の橋上で女に化けた火羅と出会う。太刀で腕を切り落とし追い払うも、綱が武門之棟梁・多田新発意の屋敷に戻ると、無数の火羅の腕が出現、床にふせる新発意を襲い出す。事態を案じた源頼信は星明を訪ねる。
【第9話『光滅』/12月4日放送】
厳しい台所事情に仕方なく番犬所へ仕事の無心に出掛けた雷吼は、稲荷から厄介な火羅が現れたと聞かされ、星明、金時と共に討滅に向かう。黄金のよろいを召還し、いつものように火羅を討滅する雷吼だったが、火羅の生み出した闇の影響を受けてしまう。
【第10話『一寸』/12月11日放送】
陰陽寮に詰めていた全ての陰陽師が一晩のうちに消失する。火羅の仕業と感じた雷吼と金時は、陰陽師がらみの事件でやる気のない星明を尻目に、待ち伏せして火羅を討滅しようと動き出す。思惑通り火羅を見つけ出した雷吼だったが、火羅の一撃を受けてしまう。
【第11話『斬牙』/12月18日放送】
袴垂保輔は、南都の盗賊を束ねる大義賊・天戒丸に呼び出され、重大な話があると告げられる。同じ頃、保輔の兄・藤原保昌は、光宮の守りをより強固なものにするため、藤原南家に伝わるというよろいの行方を探していた。そんな中、保輔の盗賊団が火羅に襲われる。
なお、第12話『曲宴』はテレビ東京より12月25日(金)深夜1時23分から順次オンエア。