25日、パキスタン・ラホールで握手するインドのモディ首相(右)とパキスタンのシャリフ首相(ゲッティ=共同)
共同通信社

 【イスラマバード、ニューデリー共同】インドのモディ首相は25日、パキスタン東部ラホールを電撃訪問し、空港で出迎えたシャリフ首相と会談、カシミール紛争の解決に向け努力を続けることで合意した。インドメディアによると、インド首相のパキスタン訪問は2004年1月以来、約12年ぶり。

 両国はカシミール地方の領有権や、パキスタンを拠点とするイスラム過激派のテロ対策などをめぐり関係が悪化。25日はシャリフ氏の誕生日で、モディ氏はシャリフ氏に祝意を直接伝えることで関係改善につなげたい考えだ。

 両氏はラホール郊外にあるシャリフ氏の私邸に移動し、約1時間会談した。