【ワシントン共同】ロイター通信は25日までに、米軍がシリアで入手した過激派組織「イスラム国」(IS)の資料の中に、捕虜からの臓器摘出を認める内容の文書が含まれていたと報じた。捕虜が死んでも差し支えないと記されているという。

 文書は今年1月31日付で、ファトワ(宗教見解)の体裁を取っている。「(捕らえた)背教者の生命や臓器は大切に扱うには及ばない」と指摘し、イスラム教徒の命を救うために臓器を摘出してもよいと記述している。

 ロイターは文書の真偽は不明とし、実際にISが臓器摘出を行っているかどうかも分からないとしている。

全文を表示