自己承認欲求の塊のアラサー、とあるアラ子の衝撃のデビュー作『わたしはあの子と絶対ちがうの』が2016年1月7日(木)に発売される。SNS時代に適応できない主人公「とあるアラ子」が、本当の幸せを求めて、もがきながらも前に進むコミックエッセイだ。
人間ひとりひとりがオンリーワンなんて言うけど、“もってない人もいる”! と声高々に叫んでいるかのような同書『わたしはあの子と絶対ちがうの』。定職なし、未婚のアラサー女子のアラ子は、ムカつくと分かっているのに、嫌いな子のツイッターを頻繁にチェックしてしまったり、とにかく誰かから「すごい!」って言われたいと強く願っている。
そんな人間味あふれるアラ子に、ミュージシャンで俳優の元「ミドリ」の後藤まりこも、「これ、めっちゃおもろい。迷いのある感じが、人間らしい。作者さんは性格悪くてまっすぐで可愛い女子なんやろうなあ。バカしょうじき・バカたろう(全力で褒めている)」と絶賛。不器用に生きていくアラ子を他人のこととして、時には自分のことのように楽しめる作品だ。
同書は、とあるアラ子の自費出版マンガ『何故わたしは恋人のCD棚を端から聴き、レビューするようになったのか漫画』を全ページ描き直し、大幅修正したもの。ページ数も、50ページから128ページと大幅加筆されており、ほぼ別の作品と言っても過言ではないので、読み比べてみるのもオススメだ。
■『わたしはあの子と絶対ちがうの』
とあるアラ子