海を隔てて入るものの、日本と中国は隣国同士であり、日本人と中国人は外見的にも良く似ている。また、日本のさまざまな文化は中国にその源を発しているものも極めて多い一方で、日本人と中国人は考え方など多くの点で違っていると言える。中国メディアの今日頭条は24日、中国人から見て不思議に思う日本人の習慣や日本の文化について論じる記事を掲載した。
記事はまず、日本人は「なぜ温泉を好むのだろうか」とし、日本には数多くの温泉があり、温泉宿も数多いと指摘し、日本人は温泉を宗教とも言えるほど「崇拝」していると伝えている。日本人は温泉に限らず、入浴を好む民族といえる。中国では自宅に入浴設備が整っている家庭は決して多くはなく、シャワーで済ませる人も多いため、そんな中国人からすれば日本人は「温泉好き」に見えるのだろう。
続いて、「日本人はなぜカレーライスが好きなのか?」と疑問を投げかけている。日本メーカーがカレールウを発売し、売り上げも順調に伸びるなど、中国でもカレーライスは普及しつつあるが、日本のように「国民食」と言えるほどの地位はまだ確立できていないのが現状だ。
また記事は、「日本人はなぜ騙されやすいのか」と伝えている。中国では日本人の企業関係者がお金を騙し取られたなどといった問題は枚挙にいとまがない。中国人に比べ、日本人は他人を容易に信じてしまうということなのかもしれないが、記事は「日本人は過去に認めた物事に対して、突然態度を変えることが苦手」と指摘し、一度信頼を勝ち取ってしまえば騙しやすいとの見方を示している。
さらに、日本人はなぜ時間を守るのか、日本人はなぜきれい好きなのか、日本人はなぜ口下手なのか、日本人はなぜ列に並びたがるのか、なぜ日本人は英語が話せないのか、などたくさんの疑問を投げかけている。こうした疑問は中国人とは「正反対」であるからこそ感じるものであろう。日本人も中国人に対して、数多くの「なぜ?」があるだろうが、隣国であるはずの日中がこれだけ違っているのも興味深い。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)