衆院選挙制度改革を検討する有識者調査会の会合=12月16日
共同通信社

 衆院選挙制度改革を検討する有識者調査会(座長・佐々木毅元東大学長)が、「1票の格差」是正のため、10年ごとに小選挙区の区割りを見直す現行制度を改めるよう提言する方針を固めた。人口変動を速やかに反映するため見直しまでの期間の短縮を促す。5年ごととする案が有力だ。関係者が26日、明らかにした。調査会が来年1月14日に大島理森衆院議長へ提出する答申に盛り込む。

 提言の実現には、衆院選挙区画定審議会設置法の改正が必要となる見通し。同法は区割り画定の際、格差2倍未満を「基本とする」と定めている。有識者による審議会(区割り審)は、改定案を首相に勧告している。

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