プレミアリーグ第18節が26日に行われ、リヴァプールと日本代表FW岡崎慎司が所属するレスターが対戦した。岡崎は2トップの一角で2試合連続の先発出場を果たしている。
前節、レスターはエヴァートンに3-2で勝利を収めた。これでリーグ戦10試合無敗とし、首位を走るレスターは、クリスマス翌日の祝日「ボクシング・デー」に行われる伝統の一戦で、9位リヴァプールとのアウェーゲームに臨んだ。
序盤から積極的に攻めたのはリヴァプール。3分、エリア手前左でパスを受けたフィリペ・コウチーニョが右足シュートを放ったが、ここは枠の右に外れてしまった。さらに16分、ジョーダン・ヘンダーソンから浮き玉のパスを受けたアダム・ララーナがエリア内右から右足シュートを放ったが、ここはわずかに右のサイドネットに外れてしまった。
その後もリヴァプールがチャンスを作る。25分、再びヘンダーソンが中盤からパスを出すと、ディヴォック・オリジがこれを左サイドで受ける。自らエリア内に持ち込み、エリア内左から右足でシュートを狙ったが、ここはGKカスパー・シュマイケルがビッグセーブを見せて、なんとか防いだ。
リヴァプールにアクシデントが発生する。38分、太ももを痛めたディヴォック・オリジを下げ、クリスティアン・ベンテケを投入した。
なかなかチャンスを作れないでいたレスター。40分、エリア手前でパスを受けたリヤド・マフレズが右足シュートを放ったが、ここはGKシモン・ミニョレに防がれてしまった。このままスコアレスで前半終了を迎えた。
リヴァプールは後半立ち上がりもチャンスを作ったが、なかなかゴールを奪うことができない。0-0のまま迎えた63分、ついに得点が動く。リヴァプールは左サイドからのスローインの流れからロベルト・フィルミーノがボールを持つと、エリア左横から速いクロスを入れる。これをベンテケが倒れ込みながら右足ボレーで合わせた。これがゴール右下に決まり、ホームのリヴァプールが先制した。
リードを許したレスターは69分に2トップを入れ替える。ジェイミー・ヴァーディと岡崎を下げ、レオナルド・ウジョアとネイサン・ダイアーを投入した。74分、左サイドのクリスティアン・フクスが低いアーリークロスを入れると、ニアに飛び込んだダイアーがダイレクトで合わせたが、GKミニョレがなんとか防いだ。
89分、レスターはゴール前のクロスからアンディ・キングが右足ダイレクトでシュートを放った。しかし、ここはエムレ・ジャンが身体を張って守り、同点ゴールを許さない。
逃げ切りを図るリヴァプールは、後半アディショナルタイム1分にコウチーニョを下げ、ルーカス・レイヴァを投入し、守備を固めに出る。後半アディショナルタイム5分には、レスターのGKシュマイケルが前線に上がったが、得点につながらず。逆にカウンターからベンテケがビッグチャンスを迎えたが、無人のゴールに決めることはできずにウェス・モーガンのブロックにあってしまった。
レスターは最後まで決定機を作ることができず、0-1でリヴァプールに敗れた。レスターにとっては第7節のアーセナル戦以来11戦ぶりの黒星。2位アーセナルがサウサンプトンに勝利を収めると、首位が入れ替わる。なお、岡崎は69分までプレーした。
次節、リヴァプールは敵地でサンダーランドと、レスターはホームでマンチェスター・Cと対戦する。
【スコア】
【得点者】