想像を絶する人気だ
ソフトバンクグループの人型ロボット「Pepper(ペッパー)」は想像を絶する人気だ。12月26日に、同月分の一般販売が始まったが、わずか1分で申し込みが予定数の1,000台に達し、受け付けを終了したという。
Pepperの一般販売は6月から行っており、今回で7カ月連続の完売。合計7,000台を販売したことになる。次回の販売は、2016年1月28日より受け付けるという。
困惑するのは、Pepperがかなり高価だという点だ。一般販売モデルは本体だけで19万8,000円(税別、以下同じ)。その性能を発揮するためには「クラウド」と呼ぶインターネット上のシステムとつながる必要があり、基本プランが月額1万4,800円で、36か月の継続利用が前提。ほかに任意の保険パックなるものがあり、これが月額9,800円で、やはり36か月契約するようになっている。
試算すると、趣味で負担するには大変な金額になるのだが、それでもよほど多くの人が、ロボットを愛好、あるいは可能性を感じているのだろうか。 とはいえ思い起こせば、「ASIMO」や「P3」の時代、いやそれ以前から日本はロボットに熱狂しがちな国だった。一度波が引いても、また新たな企業が参入するとすぐ注目を集める。最近、華やかなのはソフトバンクをはじめとする携帯電話会社で、それが手に届く価格でロボットを売り出せば、色々な層が購入を検討するのもさほどおかしくはないかもしれない。
KDDIも「Jibo」に出資している。ちょっと扇風機みたいだけど
ドコモがタカラトミーと一緒に作った「OHaNAS(オハナス)」。かわいい