【カイロ共同】イラク軍の対テロ部隊報道官は27日、激しい戦闘が続いていた同国中部の要衝アンバル州ラマディの拠点から過激派組織「イスラム国」(IS)戦闘員が全て撤退したと述べた。ロイター通信などが報じた。イラク軍によるラマディ奪還が目前に迫っているもようだ。

 全面奪還が確実となれば、イラク政府にとっては3月に北部の要衝ティクリートを奪い返して以来の大きな戦果となる。

 イラク軍は今月に入り、ラマディ南西部を奪還し、22日に中心部に進撃。ISが拠点とし、戦闘員らが立てこもった政府庁舎を包囲していた。

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