火災が発生したJR函館線の嵐山トンネル(左)=27日午前8時25分、北海道旭川市
共同通信社

 27日午前5時10分ごろ、北海道旭川市のJR函館線の伊納―近文間にある嵐山トンネル(約1・3キロ)内で「煙が出ている」とJR北海道から119番があった。消防によると、壁や天井の水漏れ防止用のウレタンのほか架線が燃え、充満した煙で消火活動は難航。通報から約7時間半後の午後0時40分ごろ鎮火した。けが人はなかった。道警と消防が出火原因を調べている。

 JR北海道によると、午前4時すぎに同トンネル内の上り線で架線に異常を検知し、送電が自動的に遮断され、指令センターが遠隔操作で復旧していた。午前5時ごろ、回送列車の運転士が架線から火花が出ているのを確認した。