29日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開幕した日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)89」のコスプレエリアでは、人気キャラクターに扮(ふん)したコスプレーヤーが自慢の衣装を披露している。コミケでは毎回、そのときの流行を反映したコスプレが披露されるが、大みそかに放送される「第66回NHK紅白歌合戦」に声優陣が出場することも話題の「ラブライブ!」が人気のほか、“おそ松girl”などと呼ばれる「おそ松さん」の女性ファンの姿が多く見られた。
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コスプレタレントの綾川ゆんまおさんは人気の「おそ松さん」のコスプレーヤーについて「『おそ松さん』の10代の姿が目立っていた。パーカやつなぎなどの衣装やかつらをかぶるだけで再現できるため、簡単で気軽。例えば、一松のボサボサの髪型、カラ松はメークをキリッとしていたり、アレンジでキャラの個性を演出する楽しみもある。カジュアルにコスプレを楽しんでいるようです」と分析しており、コスプレ初心者も多かったようだ。
また、「ラブライブ!」はコスプレも人気で、綾川さんは「この2年ほどコスプレの人気が衰えていないようです」と話している。ほかにも「刀剣乱舞−ONLINE−」「ワンパンマン」「ハイキュー!!」「干物妹!うまるちゃん」などのコスプレも人気を集めていた。
コミケは、1975年に始まったマンガやアニメ、小説、ゲーム、音楽などの同人誌の即売会で、現在は夏と冬の年2回開催されている。コスプレは近年“長もの”と呼ばれる小道具の使用を認めたり、撮影が可能なエリアを拡大するなどルールが変更された。コミケでコスプレをするには1日あたり800円の登録料が必要。