数ある4Gamerの連載記事の中で唯一,(日曜祝日を除いてほぼ)毎日更新している「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」。2012年7月にスタートして以来,ずっと続けてきた本連載も,今年はついに1000回の大台を突破。無数にあるゲームアプリの中から「これだ!」という作品を日々ピックアップして読者に紹介してきた。
2015年最後の掲載となる今回は「特別編」と題して,連載担当のライター5名と編集者が,今年取り上げた292本のアプリから「ベスト」と断言する作品と,ベストには及ばないが声を大にして「オススメ」できる作品を紹介しよう。気になったものがあれば,ぜひダウンロードして年末年始に楽しんでもらえれば幸いだ。
■ベストアプリ:Alto's Adventure
対応プラットフォーム:iOS
アクションゲームにおいて大切なのは,大技を決めたときやハイスコアを更新したときなどに感じられる“気持ちよさ”だと思う。そんな要素をタップ操作だけで味わえるiOS向けアクションゲーム「Alto's Adventure」を,筆者の2015年ベストアプリとしたい。原稿を書き上げた後もプレイし続けているくらいお気に入りだ。
リンク:時間と天候の変化で表情を変える雪山に注目。iOS向けスノボアクション「Alto's Adventure」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第780回
■次点:ヒュプノノーツ
「ヒュプノノーツ」は主人公達の夢と過去をテーマとする物語を描いたターン制RPGだ。物語の進行に応じてプレイヤーキャラクターの立場が変化していき,子どもの頃なら野菜が敵として立ちはだかったり,学生の頃なら不良に絡まれたりと,その環境ならではのイベントが多数用意されている点がユニーク。ゲーム攻略に運の要素が絡むため難度は高いものの,章を追うごとに怒濤の展開を見せる物語から目を離せなかった。
リンク:夢の世界を冒険した男性が迎える結末とは? スマホ向け探索型RPG「ヒュプノノーツ」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第793回
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■ベストアプリ:ミックスヒーロー
対応プラットフォーム:Android
スマホゲームにも“やり込み要素”が充実した作品が増えてきたように思うが,そんな中で筆者が今年唯一,ちょっと遊ぶつもりが思わず徹夜してしまった「ミックスヒーロー」をベストアプリに選出したい。
リンク:縦シューに見えて実はシミュレーションゲーム。Androidアプリ「ミックスヒーロー」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第975回
■次点:純愛ババア学園 〜転校生は100万歳〜
怪作「100万歳のババア」(iOS / Android)に続くアプリだが,「なぜ開発者はここまでババアの描写にこだわるのか」と今でも気になって仕方がない。本作は,とある学園を舞台に4人のババアと恋愛を楽しむというアドベンチャーゲーム。個性的かつ表情豊かに描かれたババアの姿は強烈で,一度プレイしたら生涯忘れることはないだろう。未体験の人はぜひダウンロードして,この衝撃を味わってみてほしい。
リンク:ヒロインは100万歳!? ババア相手に恋物語を楽しめるスマホ向け恋愛ADV「純愛ババア学園 〜転校生は100万歳〜」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第794回
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■ベストアプリ:再生! カラカラ惑星
スマホゲームはいつでも気軽にプレイでき,あとを引く楽しさがあればなお良い。これらの要素がゲームの設定にマッチし,プレイしながら無理なくゲームの世界観に入り込めたのが「再生! カラカラ惑星」だ。
リンク:神様の力を駆使して惑星を復活させよう。スマホ向けシミュレーションゲーム「再生! カラカラ惑星」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第764回
■次点:モグラ戦隊タタクンジャー
ゲームセンターなどでおなじみのエレメカ「モグラたたき」を題材にしつつ,同じ色のモグラを連続して叩く「コンボ」システムの導入により,従来とはひと味違うプレイを楽しめる作品だ。ハイスコアの更新には,コンボとプレイアブルキャラクターが持つ必殺技の使い方が重要で,可愛らしい見た目に反して戦略性が高い。
リンク:コンボと必殺技を駆使してハイスコアを狙え。「モグラ戦隊タタクンジャー」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第926回
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■ベストアプリ:Dynamix
音楽に合わせて登場する“ノーツ”を規定の位置でタイミング良くタップし,メロディを奏でるリズムアクションゲームは,スマホと相性のいいジャンルだと考えている。オリジナルのものや有名IPを使用したものなど,多数の音楽ゲームがリリースされているが,その中でも印象に残ったのが「Dynamix」だ。
リンク:3方向に流れるバーをタップしてメロディを奏でよう。リズムアクション「Dynamix」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第862回
■次点:精霊の翼:スカイガーディアン
オーソドックスな縦スクロールシューティングだが,ステージやクリアという概念がなく,集めた精霊を合成して強化しながら繰り返しプレイできる。精霊達はさまざまな攻撃手段を持ち,それの組み合わせによって攻略方法が変化するため,自分のスタイルに合った遊び方を探し,楽しめる点が好印象だ。精霊達を育成するRPG的要素もあり,少しずつ攻略していく面白さを味わえるので,じっくり遊びたい人にもピッタリだ。
リンク:精霊の育成が攻略の鍵となるスマホ向け縦シュー「精霊の翼:スカイガーディアン」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第882回
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■ベストアプリ:倒産!?ネオニート株式会社
筆者が選ぶ2015年のベストアプリは「倒産!?ネオニート株式会社」だ。本作は,特定組織に属さずに何らかの手段でお金を稼ぐ“ネオニート”をコントロールして“1京円”の収益を目指すという放置系シミュレーションゲームだ。「会社に雇われているならニートではないのでは?」と興味を持ってプレイを始めたのだが,会社を最終段階まで育てるほどハマってしまった。
リンク:ネオニートを雇って1京円を目指せ! スマホ向け経営シミュレーションゲーム「倒産!?ネオニート株式会社」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第928回
■次点:Fast like a Fox
スマホの背面をタップする操作方法が斬新な横スクロールアクションゲーム。慣れるまでは思い通りに狐(プレイアブルキャラクター)を操作できずモヤモヤしたが,コツが分かると疾走感がクセになる。コースの難度設定が絶妙なところも攻略しがいがあって面白い。筆者が今年遊んだスマホ向けアクションゲームの中では最高峰の完成度だと思っているので,興味を持った人は一度プレイしてみてほしい。
リンク:端末の裏側で操作するスマホ向けランニングアクション「Fast like a Fox」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第1001回
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■ベストアプリ:ねこあつめ
筆者が今年のベストアプリに選んだ「ねこあつめ」は,本連載で取り上げたアプリの中で,抜群の知名度を誇る超有名作品だ。ゲームの遊び方は,ごはんの設置と補充,ボールや段ボール箱といった各種グッズの配置を済ませて一定時間放置するだけでいい。アプリを再び起動すると,さまざまな猫達が集まってきて,グッズに対応したリアクションを見せてくれるのだ。
リンク:可愛らしい猫達に魅了されること間違いなし。スマホ向け猫収集ゲーム「-ねこあつめ-」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第792回
■次点:Lifeline...
テキストベースのアドベンチャーゲーム「Lifeline...」の物語は,プレイヤーがタイラーと名乗る宇宙飛行士から救難信号を受信したところから始まる。プレイヤーがタイラーに,行動を指示することで物語が進展するのだが,場合によってはタイラーが“取り込み中”で,数時間連絡が取れなくなることもある。危機的状況にあるタイラーの安否が気になり,誰もがつい真剣にプレイしてしまうのではないだろうか。
リンク:地球外で遭難した宇宙飛行士を救出できるだろうか? アドベンチャーゲーム「Lifeline...」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第911回
最後となるが,今年の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」で取り上げたアプリを,プラットフォーム/ジャンル/料金形態で分類してみた。連載で紹介したアプリの約8割が2大OSに両対応していることや,一部に偏りが見られるものの,大抵のジャンルを網羅していることなどが分かる。「へ〜」と言いながら見てみてほしい。
■2015年の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」で取り上げたアプリのプラットフォーム別内訳
■2015年の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」で取り上げたアプリのジャンル内訳
■2015年の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」で取り上げたアプリの料金形態内訳
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