こんにちは、ひなです。最近は冬らしく、寒い日が続いていますが皆さんはいかがお過ごしですか？
冬といえば、こたつにみかん、鍋料理、そしておでんの季節です。そこで、今回の「データからみるお買いものリアル」では、コンビニ3チェーン（セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン）で売られている「おでんダネ」の購入者数ランキングを扱います。みなさんの好きなおでんダネがあるか、確認してみてくださいね。早速、3チェーン全体のランキングからみていきましょう。
3チェーンで最も購入者の割合が高いのは「大根」です。私も大根は好きです。おでんの汁が染みていているところが、人気のポイントなのでしょうか。次に高かったのは「たまご」。おでんのたまごといえば、丸かじりしてもよし、半分にわって白身はからしで食べて、黄身はおでん汁で溶いて食べるなどさまざまな形で楽しめますよね。そんなところが、購入者割合が高い理由なのかもしれません。
●コンビニおでんの購入者割合（男女別）
次に、男女別に購入者割合をみていきましょう。
男女どちらとも、上位2種類のおでんダネは同じものとなっています。どこでも「大根」や「たまご」は人気なんですね。3位以降はおでんダネの順位が変動しています。男性の中で割合が高いおでんダネは比較的カロリー高いモノが多いです。例えば、男性の3位にランクインしている「厚揚げ」は、100キロカロリーほどあります。一方、女性の3位にランクインしている「白滝」は、12キロカロリーです。（カロリーは、種類・チェーンによる）
おでんは、コンビニの中でも比較的ヘルシーで安価なメニューです。女性のランキングで低カロリーなおでんダネがランクインしているというのは、ダイエットの一環でおでんを利用しているということがあるのかもしれません。一方、男性の場合は、もちろんダイエットで利用している人もいるとは思いますが、安価でお腹がいっぱいになるということで利用しているのではないでしょうか。
では、最後に3チェーンごとにおでんダネのランキングをみていきましょう。やはり「大根」「たまご」はどのチェーンでも人気があります。3位以降は、チェーンごとにランクインしているおでんダネが少し異なるようです。
セブンの3位には「こんにゃく」がランクインしており、ローソンの3位には「つくね」が、ファミマには「白滝」がランクインしています。また「つくね」「ちくわ」「餅入り巾着」は、1チェーンのみのランクインとなっています。
チェーンごとにランキングが異なる背景
チェーンごとにランキングが異なる背景には、他のチェーンとの差別化をしたいということがあるのではなないでしょうか。他のチェーンがやっていない独自のおでんダネを用意することで「このコンビニにしかこのおでんはないから」という理由でそのチェーンの利用者を増やすことができるかもしれません。また、バリエーションを増やす際に、出店地域に合わせた地域限定のおでんダネ用意することでそのコンビニに親しみが生まれやすくなります。
ランクインしたおでんダネの種類をみてみると、セブンの場合、地域ごとに「こんにゃく」は5種類（糸こん含む）、「ちくわ」は4種類あります。ローソンの場合、「つくね」は3種類、「こんにゃく」は6種類です。（「つくね」については、地域ごとに異なっているか不明）
ただ、ファミマの「白滝」や「餅入り巾着」が1種類であることを考えると、「おでんのバリエーションを増やすことで、他のチェーンとの差別化を図っているのでは？」という話は当てはまらなさそうです。ファミマはおにぎりのバリエーションも少ないことを考えると、バリエーションを増やす以外に人を引き付ける独自の工夫がありそうです。
ここまで、3チェーンのおでんダネランキングをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。みなさんのお気に入りのおでんダネはランクインしていましたか？ 私は、だし巻玉子が一番好きなのですが、ランクインしていなくて少し寂しかったです。
今回ランク外だったので触れることはありませんでしたが、地域によっていろいろな種類のおでんダネがあり驚きました（こんにゃくが6種類もあるとは）。冬休みに他の地域へ旅行に行ったら、地元の料理やお酒を楽しむのもいいですが、コンビニに寄って自分の知っている「コンビニおでん」との違いを比べてみるのも面白いかもしれませんね。
寒い日が続きますが、みんなでおでんを食べて温まりましょう！ よいお年を。ひなでした。
●調査概要：
調査対象期間：2015年11月1日〜30日
調査対象地域：全国の男女
調査対象：セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンの什器おでん
算出方法：おでんダネごとに購入者の割合を算出