29日午前10時半ごろ、北海道函館市千歳町の道道で、函館市電の路面電車(1両編成)が突然脱線した。車体は前部が対向の線路に大きくはみ出した状態で停車した。
函館西署によると、乗客約60人のうち2人が手や腰に痛みを訴えた。脱線原因を調べている。
現場はJR函館駅から東に約1キロ。市電は観光名所が多い西部地区と湯の川温泉を結んでいる。
事故に伴って函館市電は五稜郭公園前―函館駅前間で運転を見合わせ、代替バスを運行した。