野村ホールディングス(HD)の永井浩二グループ最高経営責任者(CEO)(56)は30日までに共同通信のインタビューに応じ、投資家からの預かり資産を2020年までに150兆円に伸ばす目標に関し「十分達成可能だ」と自信を示した。11月末時点では約110兆円となっている。
郵政グループ3社の上場やトヨタ自動車の新型株発行などの大型案件が貢献し、15年に新たに開設された口座数は9月末までで28万件以上に達している。永井CEOは「貯蓄から投資への大きな流れがある。さらに顧客基盤を広げていく」と語った。
海外戦略では、米国やアジアを中心に積極展開する方針を表明した。