「1万人のゴールド・シアター」の総合演出を手掛ける蜷川幸雄さん
共同通信社

 高齢者だけで世界最大級の群集劇を―。演出家蜷川幸雄さん(80)が総合演出を手掛ける壮大なプロジェクト「1万人のゴールド・シアター」が動き始めた。第1弾として2016年12月に埼玉県で公演。東京五輪が行われる20年に向けて同県などが行う文化プログラムの一環だ。

 蜷川さんが芸術監督を務める同県芸術文化振興財団は06年、高齢者の演劇集団「さいたまゴールド・シアター」を設立。パリや香港で公演するなど国際的に注目を集めてきた。演劇を通して高齢者が生き生きする社会を目指そうと、同プロジェクトを計画した。

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