東京會舘(千代田区)が1月1日、恒例の干支ケーキを発売した。本館は現在休館中だが、浜松町東京會舘のレストランレインボー(港区)や銀座スカイラウンジ(千代田区)など、東京會舘グループ各所で販売を行う。
愛らしいデザインで毎年人気を集めている東京會舘の干支ケーキ。今年は申年にちなんで猿をデザインした「ハッピーモンキー」で、 練乳といちご味のムースがポイント。やわらかな口当たりで、子どもから年配者まで楽しめる。販売期間は1月27日までで税込540円。そのほか、猿をモチーフにしたきんちゃくバッグにクッキーを詰め合わせたクッキーバッグ(同1080円)や、新年を祝うフランスの伝統菓子ガレット・デ・ロワ(同3240円)も1月末まで発売している。
東京會舘本館は世界の人と日本を繋ぐ社交場として1922年(大正11年)11月1日にオープン。翌年に起こった関東大震災により一時休業を余儀なくされたほか、戦時中は大政翼賛会の庁舎として接収されるなど天災や時代に翻弄されながらも、レストランとバンケットに特化した“社交場”として多くの人に愛されてきた。 1971年には震災や戦争を乗り切ってきた旧本館を新築してリニューアルオープンしたが、それから44年経ち、再び建て替えのため2015年1月末をもって営業を停止。新本館の誕生は東京オリンピックの2年前となる2018年を予定している。