皆さんこんにちは!15万本以上の爪を施術してきたネイリストでスキンケアカウンセラーの川上あいこです。「30歳過ぎたら女子とか言うな」なんて言葉もチラホラ見かける最近ですが「70歳近いのにちゃんとオシャレしててかわいいおばあちゃんだよね」なんて言われる方も多いわけです。30歳の女子力は失笑されるのに70歳の女子力は称賛されるこの不思議。
実は、ここには年齢の問題だけではなく「引き算の気持ち」の問題があるのです。スキンケアにしろ、ネイルにしろ、いくつになっても楽しみたいのが女心。でも、毎年必ず重ねる年齢。将来、失笑されてしまうオバサンにならない為にも、今から覚えておきたい「ずっと女子でいる方法」をお伝え致します。
「歳を重ねてもキレイでいたい」と誰もが思い「おばさんにならないでくれ」と彼も思っているのに、美容やおしゃれをがんばる姿は「いつまでもみっともない」なんて言われてしまう不思議。天然素材だけでずっとキレイでいられるわけないじゃないですか!生物なのに!声を大にして叫びたくなりますけどね。でも、現実「みっともない」とか「いつまで女子気分」なんて失笑されてしまう人もいるわけで「いつまでも若々しいなぁ」と言われる人と何が違うのか不思議に思いませんか?
筆者のお店でも20代から70代まで幅広いお客様がいらっしゃいますが「いつまでも素敵ですね」といわれる方のネイルやスキンケアには上手な引き算が応用されています。流行りのカラーで流行りのデザインを盛りに盛っている方は「がんばるね」と言われるのに対し「今、コレ流行ってるのよね?でも、私じゃ難しいなぁ」て一歩引いている方は「そんなことないですよ!」と「いつまでもかわいらしい」認定。この「流行ってるけど追わない」一歩引いた感じが「いつまでもかわいらしい人」感を醸し出しています。
例えばメイクなら「太眉流行ってるのよね?でも、私がやると古い顔になりそうだから、少しだけ太くしたのよ」なんて照れながら笑う。そうすると「えー!全然、もっと太くても似合いますよ」なんて声を掛けられたり。それが「今の流行りはコレよ!」全開で流行最先端眉を日夜研究した感じになると「がんばってるなぁ・・・いつまで女子でいる気なんだろう?」なんて若い子の失笑のネタになるという。
流行りのツイード柄満載のネイルは「若作りだなぁ」と思われるのに「流行ってるっていうから1本だけ入れちゃった」だと「なんかかわいい!」と言われるこの違い、不思議ですよね。若い時は流行に後れないように一生懸命オシャレを追いますが、そのまま引き算の気持ちを知らずに歳を重ねると「痛い人」になってしまうようです。
「いつまでも女子気分」の痛い人にならない為には、30歳が近くなって来たら流行も敏感に意識しつつ「自分に似合うか」「歳相応か」を考えられる、一歩引いた感じがポイントになるような気がします。「70歳越えてもネイルサロン行っているかわいいおばあちゃん」達は、とっても引き算上手。たまにはストーンを付けたりお花も付けたりしますが、すごくさりげない感じです。
「いつまでも美容だけに必死だよね、あの人」なんて笑われるのは避けたい!そんなあなたは、心は女子のまま、でも一歩引いて「似合うかどうか」を考える癖を付けるといいかもしれません。(川上あいこ/ライター)
(ハウコレ編集部)