「異議あり!」のフレーズでお馴染みのゲーム「逆転裁判」が、2016年4月よりTVアニメ化されることが決定した。気になるキャストやスタッフも発表されたが、どうやら申し分ないらしく、ファンも「異議なし!」のようだ。
「逆転裁判」は新米弁護士・成歩堂龍一となって、法廷を舞台に無実の罪を着せられ有罪確実な依頼人たちを救うため、事件の真相を暴きつつ逆転勝利を掴み取る、法廷バトルゲーム。逆転したはずが逆転され、絶体絶命の手に汗握る展開が繰り広げられるが、証人らの嘘をスパッと暴いた時の爽快感は格別だ。2001年に、ゲームボーイアドバンス用ソフトとして発売されるや大ヒット。翌2002年には2作目、2004年には3作目… と次々に発表され、2016年には新作「逆転裁判6」がニンテンドー3DS用ソフトとして発売予定となっている。
また、舞台を19世紀に、主人公を龍一の先祖・成歩堂龍ノ介に変更し、世紀の大探偵・シャーロックホームズとの“共同推理”などが展開された「大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-」や、普段は幼馴染兼ライバルとして立ち向かってくる検事・御剣怜侍を主人公にした「逆転検事」など、スピンオフも展開されており、シリーズ累計本数は560万本を超える。
ゲームで人気を博した結果、2006年には「逆転裁判」をこよなく愛す熱血漫画家・前川かずお、ミステリ作家の黒田研二・脚本で漫画化。翌2007年には同じコンビで小説化もされた。さらに同年、赤星昇一郎、お笑い芸人・ユリオカ超特Q、吉田羊をキャスティングしてTVドラマ化。その後も幾度かにわたり舞台化され、宝塚歌劇団でも上演されている。なお、宝塚歌劇団では、“100年に1人の男役”で名高い蘭寿とむや、歴代トップの高身長で退団後は舞台版「NARUTO」で見事、大蛇丸を演じた悠未ひろが主役を演じた。
メディア展開を見せる中で、記憶に新しいものといえば、やはり映画化。「ヤッターマン」や「クローズZERO」の三池崇史が監督を務め、2012年に公開された映画版では、主人公・龍一を成宮寛貴、冷徹な天才検事の御剣怜侍を斎藤工が華麗に演じた。ほか、桐谷美玲をはじめ檀れい、余貴美子、石橋凌、小日向文世など、豪華すぎる俳優陣が多数出演。
そして2016年4月、「逆転裁判」が満を持してTVアニメとなる。ゲームで展開されるコミカルな掛け合いや、緊迫の法廷バトルはもちろん、アニメでは成歩堂や仲間たちの子どもの頃からの繋がりや、友情も深く描かれるという。これにはファンも「アニメが楽しみすぎて、定期的にテンションが上がる」「楽しみだ~。久々に見たいアニメが出てきたわ」「これは楽しみかも。もっと早くアニメ化してくれてもよかったくらい!」「アニメ化そろそろじゃないかと思ってましたよ、ええ!」と大満足の様子だ。
また、キャスト陣も発表されており、成歩堂役にはTVアニメ「進撃の巨人」のエレン・イェーガー役などを務めてきた若手人気声優・梶裕貴、ヒロイン・真宵役には「魔法少女まどか☆マギカ」の鹿目まどか役などを演じた悠木碧が、それぞれ抜擢された。ほかにも、御剣役に玉木雅士、真宵の姉・千尋役に中村千絵、イトノコ刑事こと糸鋸圭介役に岩崎征実と、実力ある声優が脇を固めることが決定している。イメージにピッタリなのか、これらキャストに対し、「マジで! 個人的にとっても嬉しいキャスティングです!」「なるほどう… 梶くんなら異議なし!」「碧ちゃんの真宵が聞けるなんて嬉しい!」「ゲーム版の声も好きだけど、こっちもありかも」などの声がファンから上がった。
上記以外にも、「アニメ化にゲーム発売… 2016年は『逆転裁判』イヤーじゃないっすか!?」「ヤバイ… 2016年は俺得なことばかりが待っている」「アニメと『逆転裁判6』に向けて、今から過去のシリーズ全部やり直してくる」といった声が見られる。2016年は誕生から15年ということで、TVアニメ、ゲーム新作以外にも、ビッグな展開が待ち受けているかもしれない?
■TVアニメ「逆転裁判」
■『逆転裁判』5巻