塩酸入り洗剤購入=証拠隠滅目的か―切断遺体事件・大阪府警

 大阪府門真市のマンションで切断された遺体が見つかった事件で、死体損壊容疑などで逮捕された自称イラストレーター森島輝実容疑者(29)が、知人のパート店員の女性(25)が行方不明になった後に塩酸が含まれた洗剤を購入していたことが2日、捜査関係者への取材で分かった。

 遺体の一部は液体が入った浴槽からも見つかっており、府警は森島容疑者が購入した洗剤を使って証拠隠滅を図ろうとしたとみて調べている。

 捜査関係者によると、知人女性は、昨年12月24日夜に森島容疑者の自宅マンションに入る様子が防犯カメラで確認されたのを最後に、行方が分かっていない。遺体の司法解剖の結果、死亡推定時刻は同24〜25日ごろで、府警は遺体はこの女性とみて身元特定を進めている。