乾が5試合ぶりの先発出場…エイバル、4発快勝で新年白星スタート | ニコニコニュース

 リーガ・エスパニョーラ第18節が3日に行われ、ベティスとMF乾貴士の所属するエイバルが対戦した。

 9位のエイバルは、2015年最終戦となった前節でスポルティング・ヒホンに2-0の勝利を収め、リーグ戦6試合ぶりの白星を挙げた。今節は、ここ4試合勝利から遠ざかっている12位ベティスとのアウェーゲーム。2016年最初の試合で連勝を狙う。前節出番のなかった乾は、今節5試合ぶりに左サイドで先発出場を果たした。

 試合は開始わずか3分にエイバルが先制に成功する。右サイドのケコからのスルーパスに反応したアンデル・カパがペナルティエリア内右からシュートを放つと、相手選手に当たりゴースが変わって、ゴールに吸い込まれた。さらに17分、セルジ・エンリクがエリア内右のゴールライン際からクロスを供給。中央でフリーのケコが、右足ダイレクトボレーを放ち、シュートをゴール左隅に突き刺した。

 2失点を喫したベティスは42分、フランシスコ・モリネーロがエリア内右からグラウンダーの折り返し。ゴール前に飛び出したルベン・カストロがフリーで合わせるが、GKアシエル・リエスゴの好セーブに阻まれて、決定的なチャンスを逃した。前半はこのままエイバルの2点リードで折り返す。

 後半に入って試合が荒れだすと、エイバルは61分、すでにイエローカードを受けていた乾を下げて、サウール・ベルホンをピッチに送り出した。71分、エイバルが追加点を奪う。ケコのスルーパスでエリア内右に抜け出したカパが中央へグラウンダーの折り返しを入れる。ニアサイドに飛び出したアドリアン・ゴンサレスが左足で合わせて、ゴールネットを揺らした。

 さらに82分、エイバルはリードを4点に広げる。ボルハ・バストンがエリア手前左で右足を振り抜くと、シュートはゴール右上隅に突き刺さり、ダメ押しゴールを奪った。試合はこのままタイムアップを迎え、エイバルが敵地で4-0の勝利。2016年の初戦で2連勝を収め、好スタートを切った。なお乾は61分までプレーした。

 エイバルは、7日に行われるコパ・デル・レイ5回戦ファーストレグでラス・パルマスと、11日に行われる次節でエスパニョールと対戦。ベティスは6日に同ファーストレグでセビージャと、10日の次節でヘタフェと対戦する。

【スコア】


ベティス 0-4 エイバル

【得点者】


0-1 3分 アンデル・カパ(エイバル)
0-2 17分 ケコ(エイバル)
0-3 71分 アドリアン・ゴンサレス(エイバル)
0-4 82分 ボルハ・バストン(エイバル)