プレミアリーグ第20節が3日に行われ、クリスタル・パレスとチェルシーが対戦した。
前節終了時、14位に沈むチェルシーが、5位クリスタル・パレスのホームに乗り込んでの一戦。フース・ヒディンク監督の就任以降、2試合ドローが続いているチェルシーは、2016年初戦の今節で白星を収めておきたいところ。対してここ6試合負けなしで勢いに乗るクリスタル・パレスは、勝ち点3を奪いトップ5キープを狙う。
雨の中開始した試合は16分、チェルシーにアクシデント発生。エデン・アザールが左足を負傷し、ペドロ・ロドリゲスとの交代を強いられた。だが29分、チェルシーが先制に成功する。セスク・ファブレガスからのスルーパスで、ジエゴ・コスタがペナルティエリア内右に抜け出す。キックフェイントから中央へマイナスの折り返しを入れると、走り上がってきたオスカルが右足で流し込み、先制点を奪った。36分にはセスクのロングパスでエリア内左に抜け出したセサル・アスピリクエタが、左足を振り抜くが、シュートはGKウェイン・ヘネシーの好セーブに阻まれた。前半はチェルシーの1点リードで折り返す。
後半に入って60分、チェルシーが追加点を奪う。敵陣中央でセスク、オスカルと繋いで、最後はエリア手前右のウィリアンがダイレクトで右足を振り抜くと、強烈なシュートはゴール右上隅に突き刺さった。さらに66分、セスクからのパスを右サイドで受けたウィリアンが、スピードに乗ったドリブルでエリア内右に侵入し、右足シュート。これはGKヘネシーに阻まれるが、こぼれ球に反応したファーサイドのD・コスタが押し込んでゴールネットを揺らした。
試合はこのままタイムアップを迎え、チェルシーが敵地で3-0の快勝。ヒディンク監督就任3試合目にして初勝利を収め、2016年白星スタートとなった。チェルシーは14位をキープし、敗れたクリスタル・パレスは7位に転落した。
クリスタル・パレスは、9日に行われるFAカップ3回戦で日本代表DF吉田麻也の所属するサウサンプトンと、12日に行われる次節でアストン・ヴィラと対戦。チェルシーは10日に同3回戦でスカンソープ・Uと、13日の次節でウェスト・ブロムウィッチと対戦する。
【スコア】
【得点者】