1万9000円を割り込んだ日経平均株価を示すボード=4日午前、東京・日本橋兜町
共同通信社

 年明け最初の取引となる大発会を迎えた4日午前の東京株式市場は、前年末の米国株式相場の下落や中国景気への懸念で投資家心理が悪化し、日経平均株価(225種)は売り注文が優勢となった。下げ幅は一時、500円を超え、前年10月22日以来、約2カ月半ぶりの安値をつけた。

 午前終値は前年末終値比492円30銭安の1万8541円41銭。東証株価指数(TOPIX)は31・70ポイント安の1515・60。

 4日の平均株価は、前年末のダウ工業株30種平均が世界経済の先行き不透明感などを警戒して下落した流れを引き継いだ。